3ヵ国語を操り“今”を歌う…注目のZ世代シンガーMeiMeiにインタビュー（1）

2022年2月24日

令和を駆け抜ける新たなヒロインMeiMei。パワフルかつ繊細な歌唱力に加え、日本語・中国語・英語と3つの言語を自由に操り、ティーンエイジャーならではのピュアでストレートな想い、そして現代感、まさに“今”をフラットに彼女らしく表現。さらには、世界各地で暮らしてきた経験の果てに生まれた独特な存在感……今後の活躍が大いに期待されるMeiMeiとはどんなアーティストなのか。彼女の声とともに、その素顔に迫っていきたい。

そもそもMeiMeiが音楽に興味を持ったのは8歳の頃。当時アメリカに住んでいた彼女はラジオから聴こえる様々な音楽に惹かれていったとか……「ゴルフや学校に通っている時にラジオを聞く機会が増えて音楽に興味を持ち始め、幼少期はC-POPや洋楽をたくさん聴いていました。初めて聴いた洋楽は映画『タイタニック』の主題歌だったセリーヌ・ディオンの“My Heart Will Go On”ですね」

セリーヌ・ディオンの歌声で音楽の魅力、そして音楽のパワーに触れたMeiMeiはいつしかシンガーの道へ。セリーヌ・ディオンの他にもテレサ・テン、スティーヴィー・ワンダー、フランク・シナトラといった大御所からエド・シーラン、チャーリー・プース、ジェシー・J、Rina Sawayamaまで様々なアーティストに影響を受けたという。

影響を受けたのはそれだけではなく、彼女は2003年生まれ、現在18歳ながらこれまで世界約11ヶ所で生活。様々な国や地域の文化や人に触れ、それが彼女の音楽に大きく寄与……「世界各地で生活してきたことでいろいろな文化や、それぞれの独特な音楽的要素が体に染み付き、その経験が今の音楽活動にとてもいい影響を与えてくれたと思っています。多くの国を周ってきたその経験を大事に自分の音楽活動にも活かし、各国の架け橋になれるようになりたい」

世界を渡り歩く中で、彼女は母国語である中国語に加え、英語、そして日本語もマスター。“歌”に不可欠な言葉の幅が広がったことは彼女の大きな武器になる……「3ヵ国語が話せるからこそ、歌詞の意味などいろいろな視点からより深く考えられるようになったかなと思いますね」

また、3ヵ国語をどのように駆使しているのか聞いてみると興味深い返答が……「場所や周りの人によって変わりますが、歌詞を書く時にはいつもメロディが先。そこからメロディにあった言語・言葉を当てはめていき歌詞を決めていくんです。音楽は心をこめて歌えばメッセージは伝わる、どの言語でもフィットすると思っています」

世界各地で暮らす中で彼女は絶えずSNSなどで“歌”を発信。それがデビューのきっかけに……「私にとって“歌”は不思議で素敵な宝物。様々なメッセージがあり、それによって人の感情を動かし、希望や勇気を与えられる。とても素敵なものだと思います。そして、私の歌を聴いた人にも希望や勇気を与えられるようになりたい」

2021年、“FLOWER BOMB〜花炸弾〜”でMeiMeiは待望のデビュー。長年の夢が叶った喜びとワクワク感に震えたそうだが、同時に手応えも……「音楽活動を始めてから、アーティストは様々な想いをたくさんの方に届けることができる重要な“役割”だと思うようになりました。そして、よりメッセージの大切さがわかるようにもっといい歌詞や曲を作りたいし、少しは表現できるようになってきたかなとも思います」

そして、2022年。以前からファンだったという世界的ギタリストMIYAVIを迎えた新曲“Strangers feat.MIYAVI”をリリース……「中国やアメリカにいた時からMIYAVIさんの曲やニュースを見ていて、ずっとファンでした。今回、新人の私がそんなMIYAVIさんとコラボできたことは本当に光栄なことで、今でも信じられない。MIYAVIさんからはいろいろなことを学ぶことができたし、多くの刺激を受け、よりよいアーティストになりたいと強く思いました。MVの撮影現場では中国語で気さくに話かけていただいて、まるでお兄さんのような存在でした」

一方、MIYAVIはMeiMeiに対してどんな印象を持ったのか聞いてみると……「かわいらしくって、ピュアな女の子。でも、歌声はパワフルで美しいと感じました」とのこと。さらには、その魅力について「可愛らしさとパワフルな歌声のギャップかな？あとは、トリリンガルという部分で言葉の表現の面でもこれからたくさんいろんなチャレンジができると思います」と語っていたが、その楽曲は……。

後半では新曲“Strangers feat.MIYAVI”について2人の言葉を交え紹介。お楽しみに！