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——実際に遊んでいる人が意識することが大事なんですね。

そうなんです。もしそうなればゴミはなくなると思うし、そうしたら我々はただのパフォーマーに戻るだけなので（笑）

——究極的にはそれが理想ですよね。実際３日間活動してみて、ゴミは減りました？

決してひいき目ではなく、減ったと思います。初日の時点で手応えは感じていましたが、スタッフの方からも確実にゴミが減ったと言われました。
みなさんも我々を見てゴミを意識してくれたと思いますし、キレイなエリアができたことでゴミを捨ててはいけないという空気作りが少しずつ広がったのかなと思います。

——居心地の良さで考えれば、キレイにこしたことはないですしね。

一般的にフェスはゴミが多いという声がありますが、実際に遊びに来ている方はゴミを捨てたくて捨てているわけではないと思うんですよ。少し意識することで変わる、ゴミをしっかりと捨てる意識はあると思うんです。
その気持ちが少し広がるだけで会場はキレイになるんです。それも徐々にではなく一気に。今回はそれをすごく感じましたね。

——こういった活動がフェスの未来にも繋がってくると思います。

そうであってほしいですね。フェスだけでなく、お祭りや花火大会、ハロウィンイベントなどにも繋がると思いますし、それこそ世界的なイベントもそう。
コンテンツ業に携わる者としては、本来真似されてはいけない、真似されたくないんですが、これは大いに真似してほしいですね、気持ちからちゃんとね（笑）

——日本人は勤勉ですし、マナーも素晴らしい。それを世界に打ち出す意味でも、こういったことは重要ですよね。それこそ2020年には東京オリンピックもありますし。

そこは僕自身意識しています。それこそ3.11のときも日本人は危機的状況にあっても列を作る。マナーを守るということが世界に配信され賞賛されましたし、ワールドカップでもゴミを持ち帰るサポーターが話題になりました。
マナーのよさというのは日本人の特徴だと思うんです。東京オリンピックの際に海外からたくさんのお客さんが来たときに、そのイメージを覆してしまうのは絶対に嫌なので、こういった活動は本当に重要だと思います。
日本人はやっぱりマナーがいいな、キレイだな、俺たちも真似しようぜって思ってほしいんです。

まだまだ始まったばかりの小さな活動ですが、こういったところから日本人の素晴らしさをぜひ世界に伝えたいと思っています。

このULTRA SWEEPERSをはじめULTRA LOUNGEやLADIES ONLY AREA、そしてULTRA GURARDIANSなど遊びに訪れる人たちのことを考えた、ある種のチャレンジとも言えるフェス作りに邁進し、日本独自の進化を遂げる『ULTRA JAPAN』。
来年もまたさらにパワーアップした新たな形でファンを楽しませてくれることに期待したい。