大盛況に終わった『ULTRA JAPAN2016』。
今回は3日間でトータル12万人の動員を記録したが、その大観衆が各国から集まったスーパースターたちのサウンドに酔いしれる一方で、ホスピタリティが格段にアップしたことで会場内における居心地の良さも向上。

“ULTRA PARK STAGE”に新設された“ULTRA LOUNGE”然り、“ULTRA MAIN STAGE”の世界初の女性専用エリア“LADIES ONLY AREA”や女性のための新設セキュリティチーム“ULTRA GURARDIANS”然り、様々な形で誰もが楽しめる空間作りがなされていたわけだが……。

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その中で、実は本祭のホスピタリティ&ユーザビリティの拡大に大きく貢献していた人たちがいた。彼らは迷彩の衣装を身に包み、パフォーマンスをしながら会場内のゴミを拾う……その名も“ULTRA SWEEPERS”。会場にいた人ならば、その姿を一度は目にしたことだろう。

昨今日本各地で様々なフェスが開催されているが、そこで常に問題にあがるのが“ゴミ”の問題。それを解決すべく新たに生まれたのがULTRA SWEEPERSなのである。

今回は本祭終了後ULTRA SWEEPERSを率いた小林玄氏にインタビューを敢行。彼らはいかにして生まれ、そして何を思いゴミを拾い続けていたのか……そこには、フェスという誰もが楽しむ場所をより楽しむために、そして日本人ならではの美徳、そして確たる矜持を改めて感じさせてくれるものだった。
歓喜に沸いた祭典の裏に秘められたその思いをぜひ感じてほしい。

<次ページ> ULTRA SWEEPERSが見出した、大切なメッセージの伝え方

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