2015年世界のダンスミュージック・シーンで巻き起こった15の出来事をピックアップする企画の第三弾!
EDMを歌って楽しむEDMカラオケの誕生や、
インスタグラムでハッシュタグ#EDMが禁止になった理由、
はたまた全世界を巻き込んだとあるDJの差別発言まで…
2015年に話題になったニュースを振り返る!
-BACK NUMBER-
2015年を騒がせた15のトピックス
第一弾|音楽史上最高額で落札された奇跡のレア盤ほか
第二弾|ディズニーVSデッドマウス、法廷闘争の結末ほか
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口は災いの元、たった一言で名だたるフェスへの出演が水の泡に……
日本でも某議員が気兼ねない一言で問題に……というのはよくある話ですが、2015年ダンスミュージック・シーンでもあるDJの発言が大問題に。
彼の名はテン・ウォールズ。彼はFacebookで同性愛者に対して差別的なコメントをアップ。
すぐさま削除し、謝罪コメントも掲載したが時すでに遅し。出演予定の『Creamfields』や『Sónar』などの出演がキャンセルに。さらにはマネージメントからも見放されることに。
差別発言はもちろんのこと、ハウスミュージックは本来ゲイコミュニティと密接なカルチャーだけに、これは絶対にNG。それ以前に人としてダメ絶対!
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いまヴァイナルがアツい!
2015年はその売上が倍なる(バイナル)
今やDJもすべてデータでプレイする時代。アナログレコードなんて前時代的……なんて言ってる人は、世間知らずもいいところ。
実はここ数年アナログの人気は再燃し、その需要も増加中。
なんとアメリカレコード協会の発表によると2015年上半期だけで900万枚以上のLPが売れ、この勢いが続けば1989年以来の最高益になりそうだとか。
しかも購入者の多くは若年層というのも興味深い。
とはいえ、音楽市場全体で見てみるとアナログの売上は微々たるものですが、2016年はターンテーブルの名門テクニクスの復活もアナウンスされたわけで……さらなる盛り上がりの予感大です。
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猛威をふるうEDMウェーブ
次なる舞台はカラオケ(!?)
日本でも依然として大流行中のEDM。『ULTRA JAPAN』などのフェスでも、オーディエンスたちは踊るだけじゃなくみんなで歌って楽しんでいるのが印象的でした。
一方で、2015年はJポップ・シーンになんと三代目 J Soul Brothersとともにアフロジャックが参入し話題になりましたが、極めつけはEDMのカラオケ参戦。
カラオケ各社、EDMの曲を配信するだけでなく、なんとビッグエコー渋谷店にはSING EDMルームなる特別室まで完成(もちろん内装は豪華仕様)。
EDMは歌って盛り上がるものだし狙いはわかる。2016年は、EDMを歌えればモテる時代が到来か!?
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ハッシュタグ、#EDMが禁止の理由とは?
Instagramの不可解かつなんとなく分かる事情
いま最もホットなSNSとなったInstagram。2010年に登場、手軽にオシャレな写真を公開・共有できるとあって著名人をはじめユーザーを増やし続けている。
しかし昨年の夏、#EDMというハッシュタグが検索不可となったのだ。
ハッシュタグとは、写真探しを容易にするタグシステム。つまり#EDMで検索すればEDM好きな人たちの写真を見ることができるわけだ。
その理由は、Instagramのガイドラインが禁止するヌード写真を含む内容を共有するために使用されていただからだそう。なぜそんなことになったのか疑問が残るばかりだ。
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関係者やアーティスト、多くの努力が身を結び風営法が改正に
2011年からクラブシーンで大きな課題となっていた風営法問題。
クラブの深夜営業を禁ずるという既存の法律の改正を求め、全国各地の多くのクラブ関係者やアーティスト、その他様々な人たちが尽力した結果、2015年にいよいよ改正風営法が成立。
1年以内に施行されることになり、クラブの深夜営業が条件付きで可能となりました。
ここに至るまでの道のりは険しいものでしたが、たくさんの人たちの努力が実を結びました。
とはいえ、まだまだ条件付き。今後も引き続き誰もがが楽しくクラブで遊べるように、みんなでシーンをよくしていきましょう!