BACARDÍが今春スタートした音楽とアートが互いに混じり合うカルチャー・カクテルプロジェクトBACARDÍ“Over The Border”。
本プロジェクトの一環として、6月29日(木)、7月1日(土)に“Over The Border”=既存の概念を越えた世界観が味わえる完全招待制パーティ『BACARDÍ“Over The Border”Launch Party』が東京と大阪で開催。

本パーティでは珠玉のミュージシャンたちによるパフォーマンスはもちろん、国内外で活躍するアーティストたちのインスタレーションの展示やパフォーマンス、ライヴペインティングを敢行。
今回はそのフルラインナップのなかでも世界で活躍する邦人アーティストに焦点を当てその魅力を紐解いていく。

ARISAK
ダンスと写真撮影の境界を越える
フォトパフォーマー

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10年にもおよぶフィギュアスケートの経験にインスパイアされ、フォトグラファーとして表現活動の世界へ足を踏み入れたARISAK。ダークで妖艶、そして毒気を孕んだ独自の美学を追求した作品は『Vogue』のイタリア版写真審査サイト『Photo Vogue』の審査を通過するなど評価が高く、最近ではブルゾンちえみを撮影した作品がInstagramで話題になったことも。

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また、パーティなどで演者のダンサーやオーディエンスとダンスしながら写真撮影する“踊るフォトグラファー/フォトパフォーマー”として特異なスタイルを確立。DiorやDIESELといったハイファッション系のパーティでも活躍しているほか、自身もCMやミュージックビデオに出演するなど、フォトグラファーとしてはもちろんパフォーマーとしても熱視線を浴びている若きアーティストである。

Hiroyasu Tsuri
ストリートから公共空間へ
侵食するペインター

Hiroyasu
10代でスケートボードやグラフィティーといったストリートカルチャーの洗礼を受け、18歳で単身オーストラリアへ。その後10年をメルボルンで過ごし多数の壁画を制作。多くのグループ展や個展も開催し、2008年には使用済みのスプレー缶1000本に手描きの絵を描いた個展『1000缶展』を開催し人気が爆発。彼の作品はオーストラリア国立美術館に作品が収蔵されることに。

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絵画、彫刻など、様々な表現形態を行う彼だが、なかでも最も高い評価を集めているもののひとつが建築物の壁面をキャンバスにしたパブリックミューラル(公共壁画)。メルボルンや2014年から活動拠点としているベルリン、名古屋など、実に1年の半分は世界各地を飛び回り壁画の制作や個展を敢行しているという。それはひとえに彼の才能を世界が認めている証左だといえるだろう。

澁谷忠臣
面と直線を駆使した
独自の画風で台頭

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彫刻の造形作家を目指していた澁谷が編み出したのは、様々なモチーフを直線と面で分割し再構成した独特のアートスタイル。読者の中には米『FORTUNE MAGAZINE』誌でスティーヴ・ジョブズを描いた作品が記憶に残っている方もいるのではなかろうか。

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ブラックミュージックのグルーヴ感やロボットアニメ、工業製品の文字が持つ人工的なシルエットに影響されたという独特のタッチは海外でも高く評価され、GIVENCHYのバッグのエンブレムデザインやNIKEJORDAN BRANDでのマイケルジョーダンの88年スラムダンクコンテスト優勝を記念したTシャツのデザインなど多くの企業が彼に制作を依頼。国内でもラッパーANARCHYのメジャーデビュー・アルバム「NEW YANKEE」のジャケットも大きな話題となった。最近では新潟市の依頼で巨大ミューラル(壁画)を描くなど彼の活躍はとどまることを知らない。

MILLERBOLLER
『Burningman』が認めた
ミラーボールアーティスト

MIRROR2
ダンスフロアを彩るあのミラーボールを数百個用い、光と反射のインスタレーション作品を作り出す集団がいる。打越俊明率いるMIRRORBOWLERだ。そこには2000年に得た“天啓”によってミラーボール作品に目覚めたグラフィックデザイナーの打越のほか、写真家や美術家、照明係など様々なメンバーが在籍。

2003年に会場装飾として参加した『FUJI ROCK FESTIVAL』が大きな反響を呼び、その後もフェスはもちろん、CartierやChaumetの新作披露パーティ、表参道ヒルズや大阪万博記念公園など全国各地のイベントに参加し多くの人々を魅了し続けている。

MIRROR3MIRROR

昨年はネバダ州の砂漠で開催されるアートフェスティバル『Burningman』に参加し作品を発表。その作品『-Egg of Hope-』は『Burningman』オフィシャル新聞から「今年最も美しい作品」と称された。

R領域
廃材をアートに作り変え
非日常空間を彩る

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シェイクスピアの四代悲劇『マクベス』に出てくる印象的なフレーズに「きれいは汚い、汚いはきれい」というものがある。視点が変わればものの価値が変わる、こうした価値観の転倒はアートの領域でもたびたび試みられており、ゴミを用いたジャンクアートはもとより、排泄物を缶詰にした芸術家も存在する。

Rryoiki2Rryoiki

R領域はそうした文脈とはまた少し違うアプローチで廃材によるアートを展開している作家だ。彼は世界屈指のアートの祭典『Burningman』をはじめ、オーストラリアの『Maitreya Art &Music Festival』や日本の『FUJI ROCK FESTIVAL』、『SUMMER SONIC』といった音楽フェスティバルのような、非日常の祭典に共振し活動。無機質で人工的なスクラップと植物などの自然を混ぜ合わせ、近未来的で幻想的なオブジェを作り上げている。

http://bacardi-overtheborder.jp/invitation/

OverTheBorder

EVENT INFORMATION

BACARDÍ “Over The Border” Launch Party

2017.6.29(thu)

19:00~23:00

TABLOID [東京公演]

2017.7.01(sat)

15:00~21:00

クリエイティブセンター大阪 [大阪公演]

【MUSIC】Live : TOKiMONSTA (from USA) / Sofi Tukker (from USA) / Anna Straker (from UK) / WONK[大阪公演のみ] Media Art : Ei Wada's Braun Tube Jazz Band DJ : SARASA / NAOKI SERIZAWA[東京公演のみ]

【ART】Live Painting / Gallery : Hiroyasu Tsuri(from Germany) Installation Art : R領域 / MILLERBOLLER Gallery : 澁谷忠臣 Photo Gallery : ARISAK Lighting Artist : AIBA

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