昨年末、約10年ぶりとなるシリーズ新作『フォースの覚醒』が公開された『スター・ウォーズ』。
史上最速興行収入記録を樹立するなど上映後もトピック満載のこの映画だが、ことダンスミュージック・シーンにもその余波が。

DJスネイクのリミックスが話題となり、世界No.1デュオ、ディミトリ・ヴェガス&ライク・マイクは昨年のツアーで有名なテーマ曲をマッシュアップしたりとダンス・シーンとの接点も多いなか、このたび『スター・ウォーズ』をテーマにしたダンスミュージック・コンピがリリース。

しかも、今回は『スター・ウォーズ』の配給元ディズニーの公認! それだけに参加アーティストも超豪華!

総合プロデューサーにはDefJamの創始者リック・ルービンを迎え、カスケードフライング・ロータスボノボロイクソップギャランティスAトラックバウアーといった強力なアーティストたちが参加。
それぞれ、『スター・ウォーズ』の声ネタや音ネタを使った楽曲を提供している。

EDM界のスター、カスケイドは『スター・ウォーズ』でおなじみのキャラクターC-3P0をフィーチャー。
既存のEDMとは異なる哀愁漂うメロウな楽曲を制作し、また違った側面を披露。

一方、フライング・ロータスはR2-D2をピックアップし、なんともデジタリックでキッチュなナンバーに。
それはR2-D2のデジタリック&ホログラフィーな要素を汲み取りつつも、そのかわいげのあるキャラクターを彷彿させる1曲に。

また、今回は『フォースの覚醒』で使用されたリン・マニュエル・ミランダと監督:J・J・エイブラムスのユニット:Shag Kavaの“Jabba Flow”をリック・ルービンとA・トラックがリミックス。
スクラッチも満載で、かくもドープな仕上がりに。

その他にも、ダース・ベイダーの呼吸音やライトセーバーの効果音、はてはチューバッカのうなり声といったマイナーどころまで、各アーティストたちが『スター・ウォーズ』の様々なネタを使って思い思いのトラックに昇華。

ビート・ミュージック系からテクノ・ハウス、ダブステップなど、多彩なサウンドがたっぷりと収められ、『スター・ウォーズ』の新解釈的な感じを漂わせつつも、オリジナルの良さを活かした愛のある仕上がりとなっている。

『スター・ウォーズ』は本作を皮切りに、2017年には『スター・ウォーズ エピソード8(仮)』、2019年には『スター・ウォーズ エピソード9(仮)』の公開が予定されているだけに、今後も様々なアーティストによる続編の可能性も。
日本のアーティストにも『スター・ウォーズ』信者は多いだけに、彼らの作品もぜひ聴いてみたいところ。

上記で紹介した曲以外の『Star Wars Headspace』の収録曲のビデオは以下。

08_starawars
Various Artists
『Star Wars Headspace』

Hollywood Records
【INFO】universal-music.co.jp