Brainfeederのボス、フライング・ロータスことスティーヴン・エリソンが自身初となる映画「Kuso」をこの夏に公開予定だ。

スティーヴンは先日Twitter上で、「almost lost my mind making Kuso(Kusoを制作していて頭が狂うかと思った)」とつぶやいている。

というのも、この映画がかなりグロいとの噂で、今年1月に『Sundance Film Festival』でプレミア試写が行われた際には数十名のオーディエンスが耐えきれずに退場してしまったとのこと。
そのうちの一人は「the grossest movie ever made(今まで作られた映画の中で一番気色悪い)」とコメントしている。

気になるその内容だが、震災後のロサンゼルスを舞台に、突然変異した子供や男女を追った短編集のような構成になっている。子供の体から切り離れては生えてくる頭が排泄物まみれにされる場面や、おできだらけの女性と男性の生々しいセックスシーンに、目玉がスライスされたりペニスを刺されたりなど……。聞いているだけでも気分が悪くなりそうな悪趣味極まりないものとなっている。

音楽陣はフライング・ロータスをはじめ、エイフェックス・ツイン、ゲーム音楽コンポーザーのAkira Yamaoka、カマシ・ワシントン、そしてサンダーキャットなど、豪華な面々が揃っているのでこちらも気になるところ。

フライング・ロータス本人のTwitterによると本編はすでに配給会社に納品済みで、この夏に公開予定だが、さらなる詳細は近日中に発表されるとのことだ。

見るのにはだいぶ勇気が必要そうな作品だが……日本での公開にも是非期待したい。