『フジロック』もお手本にしたという、イングランドで行われる世界最大級の音楽フェスティバル『Glastonbury Festival』。
大小様々なステージやエリアがある本祭のなかでも、アンダーグラウンドなハウスやテクノに特化しているのがデザインチームBLOCK9なのだが、このたび彼らがロンドンに新たに音楽とアートのスペースを立ち上げる計画が持ち上がった。
BLOCK9は2007年に活動をスタートし、『Glastonbury』に70年代後半のNYのゲイクラブをモチーフにした会場The NYC Downlowをオープン。
また、2010年からは半壊したビルに電車が突っ込んだような荒廃した造作の会場The London Undergroundを、2013年からは酸素生成システム(Generated Oxygen System)を意味する未来の化学プラントのような造作のステージGenosysをBLOCK9エリアにオープンするなど、彼らは常にデザインとアートワークで観客を楽しませている。
今回BLOCK9創始者のひとりStephen Gallagherが『DJ Mag』誌に明かしたところによれば、彼らはロンドンにアートインスタレーションと音楽を融合したスポットを2018年内を目処にオープンする予定だという。
Stephenはその施設について、
「クリエイティヴって面から言えばまだ作り始めの段階なんだが、スケールやサイズ感はNYC Downlowや Genosys、それからLondon Underground並で、そいつらを全部ひっくるめたヤバイ体験ができるようなもの」になりそうだと構想を語っている。
ロンドンでのアートスペースオープン以降は、そのインスタレーションをイギリスの他の都市やヨーロッパ各国、アメリカはネバダ砂漠のフェス『Burning Man』に持ち込む計画もあるとか。
どんな施設が誕生するのか想像もつかないが、期待大。