“バーチャル”という言葉も極自然に使われるようになった昨今。令和、そして2020年を迎え、それが新たな姿・形となって現れる……その名も“バーチャルヒューマンライヴ”。

アラサー以上の世代にとっては、ゴリゴリ・ポリゴン仕様の「バーチャファイター」で目覚め、ときに任天堂からバーチャルボーイなるものも発売されたけど、その後ジャミロクワイの“Virtual Insanity”で口にしまくったであろう“バーチャル”。

時は流れ、21世紀に入るとボーカロイドが一世を風靡し、テン年代にはARが格段にグレードアップ。仮想現実とリアルの境界線も曖昧となり、近年はバーチャルインフルエンサーやバーチャルユーチューバーが台頭。そして、つい先日には由緒正しき年末の風物詩「紅白歌合戦」に対し、天下のNHKが「バーチャル紅白歌合戦」まで開催するなどバーチャルの話題は枚挙にいとまなし。

しかし、このバーチャルヒューマンライヴは、エンターテインメント&パフォーマンスにおける2020年代突入早々にしてファイナルウェポンになりそうなポテンシャル。その全貌は、次世代モーションキャプチャサプライヤXsensスーツとUnreal Engineのリアルタイムレンダリングによって現実に投影されたバーチャルヒューマンがあたかも人間のような躍動的な動きを可能にする、いわばリアルとバーチャルの垣根を破る超仮想現実。

と難しく言ってはみたものの、おそらく要は……これまでのバーチャルがまるで日本語をあまり知らない外国人のようなカタカナ的な感じだったのに対し、これはバリバリの平仮名でさらには漢字まで使いこなしてしまいそうな代物……と推察。とにもかくにも、初音ミクやキズナアイよりもクールに、そしてリアリティ溢れる、時と空間を超越し、感動を共有する未来のエンターテインメント。

先導するは、令和新時代のファシリテーターYELLOCK。そして、キャラクターデザインは「猿の惑星」や「アバター」といった名作の3Dを手掛けてきたドイツ・ベルリンの世界的プロダクションMimic Productionsが担当。

そんなバーチャルヒューマンライヴが1月11日(土)、渋谷WOMBで開催される「06S FINAL」で世界初披露される。そして、そこにはMimic Productionsのスタッフもオペレーションを行なうべく来日。約19年間に渡って日本のドラムンベースシーンを牽引してきた人気パーティの終わりにして、新たな時代の始まりとなるその瞬間を目撃をぜひ。

EVENT INFORMATION

06S FINAL

20 20.01.10(土)

OPEN 22:00

WOMB

SUB FOCUS (RAM RECORDS) / AUDIO (KILLBOX/RAM RECORDS/SNAKE PIT RECORDS) / DISASZT (MAINFRAME RECORDINGS) / DJ AKi & YUUKi MC (06S RECORDS) / YELLOCK [LIVE] / YASUKI / MAOZON and more

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