昨年日本に上陸した世界屈指の人気パーティ『elrow』をはじめ、様々なフェスやイベントで観衆を魅了し、昨今再燃するハウス/テックハウスシーンで台頭。新世代の旗手としてさらなる活躍が期待されるスペインの気鋭WADEが初来日。
2018年に結成されたDJ&オーガナイズクルーKRASHが2月22日(金)に渋谷WOMBで開催するパーティに登場する(その翌日23日(土)には大阪ALZAR OSAKAにも出演)。
今回はそんなWADEにインタビュー。初来日を前に彼の魅力、そしてメッセージをお届け!
——まずはアーティストを目指したきっかけから教えてもらえますか。
子供のころからエレクトロニックミュージックが大好きだったんだ。初めて地元のパーティでDJとして曲をかけたとき、夢が叶ったと思ったよ。
——これまで影響を受けたアーティストは?
名前を挙げるとすれば、マルコ・カローラ、ローラン・ガルニエ、リカルド・ヴィラロボスだね。
——現在のダンスミュージックシーンについて、どんな印象を持っていますか?
年々、世界中でシーンが大きくなっていることはとても喜ばしいことさ。
僕の出身地であるスペインに限って言えば、ここ2年で多くの人がダンスミュージックを好きになっている。そして、素晴らしいシーンが形成されているよ。
——ここ数年、テックハウスの人気が再燃していますが、そのあたりは?
テックハウスは、今最も有名なダンスミュージックのスタイルの1つだよね。それは、僕が最も自分を表現できるジャンルでもあるんだ。
——テックハウスとともに、ハウスも人気ですが、それらの魅力はどこにあると思います?
どちらもグルーヴが重要だ。カットボーカルやブレイクダウンなど、様々なビートをミックスしながら一晩中ハウシーなグルーヴを積み上げていく。それができるDJはホント最高だよ!
——今、あなたが注目しているレーベルやアーティストは?
レーベルだと、La Pera RecordsやSola Records、あとはReliefにHot Creations、Be One Records。それらからリリースしている曲は最近よくプレイしているね。
アーティストではMiguel BastidaやShaf Huse、Backnoise、Guille Placencia & George Privatti、Alvaro AMあたりかな。
——ことDJに関して、自身の一番の武器はどんなところにあると思います?
僕は1つのスタイルに固執してプレイするのはあまり好きじゃないんだ。自分のセットでは、ファンキーなヴァイブスのハウス・テクノビートからラップ、ドラムサウンドに乗ったレトロボーカルなどあらゆるものをミックスしてる。
これら全てのサウンドはRMX1000を通して結合され、僕のグルーヴにさらなるエネルギーを与えるんだ。
——プロデューサーとしても多くの楽曲がチャートを賑わせていますが、楽曲制作の際はどんなことを意識していますか?
プロデューサーとして制作したトラックの中で最初にチャートに入ったのは、2015年にSuara Recordsからリリースした“Collapsed Jam”なんだけど、これはWADEとして初めて作った曲でもあるんだ。ハウシーなビート、パワフルなブレイクダウン、そしてファンキーなボーカルなど、僕が好きなものが全部詰まってる。
——これまでのキャリアで最も印象に残っていることは?
地元スペイン・セビリアの『Elrow』でプレイしたときだね。あのときの感動を思い出すと、いまだに幸せな気分になるよ。
——今回初来日となりますが、日本のダンスミュージックシーンはどう思っています?
申し訳ないが正直あまり知らないんだ。ただ、日本のような素晴らしい国に行けることをすごく楽しみにしてる。
——日本で行ってみたい場所はあります?
フジサンに行けたら最高だね。あとは、もちろん東京の街並もしっかりと見たい。
——最後に来日への意気込みを教えてください。
まずは今回、自分のことを日本のファンに紹介する機会を作ってくれたことを嬉しく思ってる。初めての日本は本当に楽しみさ。
2月22日(金)には東京、23日(土)には大阪で会いましょう!
EVENT INFORMATION
KRASH feat. WADE
2月22日(金)
OPEN 22:00
WOMB(渋谷)
前売(男性)2,800円 女性2,300円
当日(男性)3,500円 女性2,500円
WADE / Fetuses(SHINYA NAKAMURA×Hi Sai) / KAZUYA TANIMOTO / Rickey! / Akito and more