2月7日(木)、ニッキー・ロメロをゲストに迎え、華々しくオープンしたSEL OCTAGON TOKYO。

同日から開催された「GRAND OPENING PARTY」では、国内人気DJを多数擁するSEL OCTAGON RESIDENT DJも続々と登場。会場には多くの来場者が詰めかけ、連日長蛇の列ができていた。

そんなSEL OCTAGON TOKYOについて、実際に足を運び感じた魅力を改めて挙げてみよう。

国内でも最高峰の演出力、各所“映え”も完璧

やはり圧巻だったMAIN FLOOR。国内最大数となる10台のレーザーは凄まじく、鏡面仕様の壁面にレーザーが反射しその威力はさらに倍加。その光の筋はまるでSFさながら。

きっと今後はさらに精度が高まっていくだろうし、鮮明かつダイナミックな大型LEDビジョンも含め、ビジュアル面の演出は圧倒的。

また、MAIN FLOORだけでなくエントランスにもレーザーが配置され、通路にはLED、バーにはアートと各所なんともビジュアリスティックでどこも絶好の“映え”スポット。事実、多くの来場者が至る所でスマホ片手に撮影していたのが印象的だった。

豪華なアクト、今後のラインナップにも期待大

前述のニッキー・ロメロ、そして来たる15日(金)にはクインティーノ、さらには出演日未定ながらシガーラと人気アクトが続々とラインナップされているが、今後はどんなアーティストが登場するのか……それはやはり期待せざるを得ないところ。

あっと驚くビッグネームもなんて想像が膨らむが、同時に普段フェスで豆粒程度でしか見られないアーティストをわずか数メートルの距離で拝むことができるのはファンからすれば垂涎もの。

また、バーでは四季折々様々なアートが展示され(現在は国内外で高い評価を受ける“もの派”を代表する現代美術家・菅木志雄の作品が展示)、そのチョイスにも注目したい。

3D SOUNDに静脈認証システム、既存の施設にはない新たな試み

バーには、未来型花火エンタテインメント『STAR ISLAND』などで用いられている最新の音響理論3D SOUNDが世界に先駆け導入。
残念ながら今回はその効果をしっかりと味わうことができなかったが、12日からはバー営業がスタートしているので存分に味わうことができるはず。

パワースポットと同様の効果が得られるという超音波に心と体を癒してほしいし、超音波でお酒の味が変わるという話もあるので実際に試してみたい。

また、国内エンタメ施設では初となる静脈認証システムもかなり便利でお得。エントランスからドリンクの決済まで全て財布を出すことなくできるし、何より静脈認証システムを使うとドリンクが通常料金よりリーズナブルになるので、これは即登録をおすすめしたい。

その他にもロッカーがカード式で、何度でも開け閉め可能なところも超便利。

ネットでも話題になったドレスコード、その意図は……

特に会場前に多くの来場者で溢れ返ったオープン初日にインターネット、SNSでも話題になっていたのはドレスコード。
これは他店でも定められているが、その徹底っぷりがハンパなく、SEL OCTAGON TOKYOにそぐわない格好の来場者は入場お断り。

厳し過ぎやしないかという意見があるかもしれないが、それも全ては店内で誰もが心地よく過ごすため。実際、店内はすこぶる快適で、オシャレな女性も多数。

また、喫煙者には酷だが、全面禁煙というのも昨今の世相を考えれば当然なのだろう(一部電子タバコはOK)。そういった来場者ファーストの意識もSEL OCTAGON TOKYOならでは。

なお、オシャレして行けば入場可能なので、これから遊びに行く方はぜひご注意を。

やはりそのポテンシャルはすこぶる高かったSEL OCTAGON TOKYO。しかも、演出やラインナップといった“クラブ”に求められること以上に、近未来感や利便性、快適さを追求する高い意識は既存の遊び場からワンランク上の空間へと押し上げることに繋がっていくのだろう。

また、今年のグラミー賞でも大きなテーマのひとつとなった、昨今何かと取りざたされる“多様性”という面においても、SEL OCTAGON TOKYOには大いに可能性を感じるところ。
コンビニが人々のライフスタイルの変化によって進化しているように、遊び場もまた今こそ変わるべきとき。その高いポテンシャルはエンタテインメント以外にも様々な面で大きな効果を生み出すことができるであろうだけに、今までにない複合的かつ相対的な場所として、魅力溢れる新たな空間の先達となることに期待したい。
同時に、これまでにない新たな刺激を続々と提供してほしい。今後のSEL OCTAGON TOKYOに注目だ。