エンタメ業界に生きる人々の原点に新たな価値や可能性を宿らせる「Tongpoo」の第四弾映像作品「THE SPELLBOUND|Tongpoo videos vol.4」が1月23日(日)に配信。今回はBOOM BOOM SATELLITESの中野雅之と THE NOVEMBERSの小林祐介によるバンド「THE SPELLBOUND」の舞台裏に密着した初のドキュメンタリー。

これまでDJ KENTARO、PUNPEE、SO-SOらにフィーチャーしてきた「Tongpoo」。今作では長年BOOM BOOM SATELLITESのドキュメンタリーやライヴ映像、THE SPELLBOUNDが昨年7月にで行った初ワンマンライヴ映像も手がけたディレクターの岩井正人が、ワンカメ撮影を軸に昨年夏から年末にかけてバンドの軌跡に肉薄。中野と小林の苦悩や葛藤、歓喜の瞬間まで余すことなく収録し、追体験的にバンドメンバーの臨場感と緊張感を味わうことができる珠玉のドキュメンタリー作品に。

本作について岩井は「THE SPELLBOUNDにとって、この1年間で最も大きかったのは、中野さんが『THE SPELLBOUND』としてやりたいことに対して、小林さんがどう立ち向かっていくかということだったと思います。THE SPELLBOUNDが始まった当初は小林さん自身もまだ覚悟ができていなかったように思いますが、ライヴのリハーサルや音源制作を重ねていくことで、だんだんと自分たちがやっていることの意味を理解し始め、小林さんが新しい目線で音楽と向き合っていくのが印象的でした。また中野さんの音楽に対する妥協しない姿勢からは本当に死ぬ気でやっているような彼の覚悟を感じましたが、それは今回、僕が彼らと密接に関わったからこそ、知り得たことで、ただ彼らの音楽を聴いているだけだとなかなか伝わりづらい部分かと思います。今回はそのようなシーンもドキュメンタリーに盛り込む許可をもらえたので、僕の目線を通して、ぜひとも視聴者の方に伝えたいと思いました。 そして、コロナ禍では、あまりにも音楽に対する変化が大きすぎたため、以前のように音楽を純粋に楽しむことを忘れてしまった人も決して少なくないように思います。だからこそ、コロナ禍と向き合うアーティストの姿は、本当に今しか撮れない映像であり、この時代の音楽のドキュメンタリーを作る上では必要不可欠でした。本作を通じて、ありのままの現実を見ることで何かを 感じてもらえるとうれしいです」とコメント。

また、メンバーの小林祐介は「目の前の音楽や表現にとことん向き合い、一切の妥協をせず、どうしたら少しでも美しい風景を描けるか、どうやったらより感動的な世界にリスナーを導けるかに心を砕くこと。言葉にすると当たり前のようなことも、それをどこまで自分に課すかによって見えてくる未来は全く変わってしまいます。2021年は僕たちにとってそういった分かれ道の連続だったように思います。中野さんと一緒に音楽を作り始めて、なぜ自分があんなにもBOOM BOOM SATELLITESの音楽やライヴに心を揺さぶられてきたのかがわかった気がします。どこまでも気高く、力強く、寛大 で濁りのない澄み切った信念のもと、中野さんと川島さんは死に物狂いでリスナーを絶景に導いてくれたんだとわかったとき、僕は涙を流しました。THE SPELLBOUNDの本格始動とコロナ禍における僕たちの葛藤や不安、何を信じ何を選び取るのか、そしてその先にある希望や喜び。 このドキュメント作品には、僕が『THE SPELLBOUND の小林祐介』になっていく様子の断片が生々しく描かれています。いつも隣には、僕自身よりも僕の表現に真剣に向き合ってくれた中野さんがいました。撮影当時にはわからなかったこと、気づけなかったことも、アルバムを作り3本のライヴを経験した今ならわかる。『あのライブで見えた美しい景色や曲の中に答えはあった。これでよかっ たんだ、そして僕たちにはまだまだ先がある』この作品を見終えたあと、こんな気持ちになりました。僕たちのライヴやアルバムで表現されているものの背景にはこんな時間が流れていたんだとい うことを楽しんでもらえたら嬉しいです。 最後に、このドキュメントの機会を与えてくれたTongpooの皆さんと膨大な時間と情熱をかけて僕たちに向き合ってくれた岩井正人さんに心からの感謝とリスペクトを」と本作について想いを寄せている。

「THE SPELLBOUND|Tongpoo videos vol.4」は、1月23日(日)に配信(アーカイヴ視聴は1月30日23:59まで)、

「THE SPELLBOUND|Tongpoo videos vol.4」

https://tongpoo-tokyo.com/videos/vol4/