さる1月27日に台湾で開催された『RED BULL MUSIC 3STYLE』の世界決勝。
日本代表として参加したFUMMYは、類い稀なる超絶スクラッチで見事会場をロックするも惜しくも2位。今年はアメリカ代表のJ.Espinosaが見事王座に輝いた。
『RED BULL MUSIC 3STYLE』は、15分の制限時間内に3つ以上のジャンルをプレイし、【想像性】【選曲】【スキル】【ステージ映え】【フロアの盛り上がり】を審査員が採点し雌雄を決するDJの大会。2010年のスタート以来、世界各国で大きな盛り上がりを見せている。
今回で9度目となる『RED BULL MUSIC 3STYLE』。1,200名以上の応募者の中から各地で熾烈な争いを勝ち抜き、世界大会にコマを進めることができたのは猛者6人。いずれもスキルは間違いなし、パフォーマンスも超一流、その勝負はまさに世界最高峰。
そんな舞台を裁く審査員もまた豪華なもので、アメリカのレジェンドDJ Jazzy Jeff(DJジャジー・ジェフ)にカナダの達人Skratch Bastid(スクラッチ・バスティッド)。さらには、DJ Craze(DJ クレイズ)に、Nina Las Vegas(ニーナ・ラスベガス)、Jurassic 5 (ジュラシック5)のDJ Nu-Mark(DJヌ・マーク)と錚々たる顔ぶれが審査員席に並ぶもんだからもう大変。大観衆と審査員を目の前に、プレッシャーは相当なもの。
とはいえ、6人のファイナリストはそんなプレッシャーもなんのその、それぞれ巧みなプレイで会場を盛り上げていく。
熾烈なバトルの末に栄冠に輝いたのはアメリカ代表のJ.Espinosa。
彼は2015年の世界決勝にも参加し、当時は優勝候補の一角として注目を集めていたもののチリ代表のDJ Byteに優勝を奪われ、そのときは無念の2位。そこから這い上がり、数年の月日を経て見事リベンジを果たすことに。
そして、2位には持ち前のスクラッチスキルが高い評価を受けた日本代表のFUMMY。3位にはカナダ代表の DJ Trapmentが輝いている。
なお、今回の世界大会の模様は2月3日(日)まで「Red Bull TV」で配信中。世界トップの技をとくとご覧あれ!
www.redbull.tv/3style
Photo: ©︎Jasmine Chang / Jason Halayko / Red Bull Content Pool