祝・日本男子バスケ代表『FIBAバスケットボールワールドカップ2019』出場決定！ これには本誌編集部Sは大喜びで、「日本の男子バスケがW杯に出場するのはな、日本開催となった2006年以来でな……それこそ2006年と言えば……俺はスラムダンク世代でな、バルセロナのドリームチームが忘れられなくてな……」なんて思い出を語っていたのはさておき、そんなペラペラで薄いバスケ遍歴とは打って変わってとにかく重厚。世界屈指のレコードディガーであり、ディスコを中心にハウス、テクノ、ジャズ、ファンク、ソウルなどあらゆる音楽に精通し、その知識たるや山よりも高く、海よりも深く、思わず“ブラジルの人、聞こえますか〜”なんてギャグまで思い浮かんでしまうほどのニック・ザ・レコードが今週末来日です。

思い起こせば、何の因果かバルセロナでドリームチームが金メダルを獲得した翌年1993年に『Lifeforce』で初来日した彼は、それ以降も『TAICOCLUB』や『Rainbow Disco Club』など名だたるフェスやイベントでその才覚を発揮し、日本のミュージックラバーを歓喜させてきた。

昨年も表参道のVENTで至極の超ロングセットを披露してくれたが、今回も同じくVENTに再登場。初来日から25年を迎え、またまた新たなサウンドジャーニーが幕を開ける。

ぜひ昨年本誌が行なったインタビューを再読しつつ、その至福の時間をご一緒に。