2006年に死去したプロデューサー兼ラッパーのJディラの幻の遺作。
彼の死後も数々の未発表曲が発売されたものの、本作はとりわけ生前のディラ自身がリリースを望んでいたという意欲作。
本来であれば2002年に発表する予定だったものがお蔵入りされていた作品で、基本ディラがマイクを握り、マッドリブやピート・ロックら錚々たるアーティストが楽曲を提供。
14年前の作品ではあるが決して色あせることなく、Jディラという才能を改めて感じることができる。
J DILLA
『The Diary』
PayJay / Mass Appeal
4月15日発売
Text: Jun Kato