ネズミはネズミでも世界一ファンキーな大ネズミ、デッドマウスことジョエル・ジマーマン。パフォーマンス時にはネズミのかぶりものを被ってステージへとあがり、そのビジュアル・インパクトもさることながら、とにかくド派手なパフォーマンスで世界中を踊らせる。EDMの流れも相まって、シーンに絶えず旋風を巻き起こしている彼が、このたび新作「while(1

2008年にはBEATPORTでもっともダウンロードされたアーティストとしてダンスシーンで一躍スターダムにのし上がり(その年のダンスチャートを総なめに!)、はたまたグラミー賞にも度々ノミネートされ、2012年にはグラミー史上初となるエレクトロニック・ミュージック特集のテレビ放送でパフォーマンスを行うなど、シーンを横断して名を馳せるデッドマウス。そうかと思えば、サブカル好きの彼は度々ネットで遊び心&おふざけ満載の楽曲(ゲーム音楽のマッシュアップなど)をリークしては、また異なるファン層の心を鷲掴みにしたりと、トピックは枚挙にいとまがない。ただ、アルバム・ベースで見てみると、彼は常に真摯にダンスミュージックと向き合いつつ、彼の活動形態さながらのユニークさやキャッチーさを存分に詰め込み、旬のサウンドをわかりやすく提示している。

そんな彼の新作「while(1