Bluetoothポータブル・スピーカーや対応スマートフォンの普及によって変化したオーディオライフのいまを紹介するこの特集。今回は、The SAMOS、ATOM ON SPHEREのフロントマンであるShigeoJD氏に、人気No.1のヘッドホンBeatsの最新ポータブル・スピーカー「Beatbox Portable」を分析してもらった。

――まず始めにお気に入りのオーディオライフを教えて下さい。

「キッチンで軽く食事の用意をしながらiPhoneをシャッフルにして音楽を聴くのが好きです。あとは天気や季節、気分に合わせてジャンル指定でシャッフルもよくします」

――普段使っているオーディオ・システムは?

「楽曲を制作するスタジオでは、解像度の高いADAM AudioのA7を使っています。リビングでは、耳の切り替えのためにfoxL V2やSoundsticks® Wirelessを音量小さめに設定して使っています」

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――どういった基準でスピーカーを選んでますか?

「解像度、デザイン、小型の場合はポータビリティです。あとは入力の系統も気にしますね」

――では、今回の“Beatbox Portable”はどうでしたか?

「まず音質面で言うと、筐体もしっかりしているので、ロックからダンスミュージックまでしっかり鳴る印象でした。特にビートのキックとベースを中心に作られた曲やレコーディングがクリアーなR&Bの再現力も良かったです。例えば、デブラ・デッブスの“Awake With You”なんかは、凄く臨場感のあるボーカルとベースやリズムの安定感が心地よかったですね」

――どんなシチュエーションで使いたいですか?

「野外で活躍しそうですね。これとDJソフトがあればちょっとしたアフターパーティもできるでしょう。場所をとらずに気軽に使える、現代のハイテクラジカセって感じ。ちょっとした防水かゴアテックスのケースとかのアクセサリーが今後出てきたら良いなって思いました」

――Bluetoothスピーカーの進化により、音楽を手軽に持ち運べるようになりましたね。ShigeoJDさんの周りではどうです?

「バンドメンバーで移動した遠征先の楽屋では、面白いことに必ず誰かしらがポータブル・スピーカーをセッティングし始めます。
あとフェスなどで泊まりのときのホテルの部屋でも必ずといっていいほど、みんなで音を持ち寄って聴きますね。今度は、これ(Beatbox Portable)を持って行きたいですね。
あと家のカギと一緒にカギ型USBに自分の最近作った音を持ち歩いて、色々な環境で聴いてみて参考にしています。場所やシステムが違うとこうなるんだ、というのは結構意外な角度からの発見があって勉強になりますし、刺激になりますね」

 

beats

『Beatbox Portable』
カラー:ホワイト / ブラック
¥41,700(税抜)
W:390×D:254×H:171(mm) 400g
【INFO】beats.kanjitsu.com