2014年はフェス元年と言ってもいいほどに、日本でも数多くのダンスミュージック・フェスティバルが開催されるが、その中でも最も大きな注目を集めている『ULTRA JAPAN 2014』。
いよいよ明らかになってきたその全貌とともに、FLOOR
編集部イチ押し・神9アクトをフィーチャー!

 

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Afrojack|EDM界屈指のヒットメーカー

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アフロジャックと言えば、2010年にリリースした超アンセム“Take Over Control”が有名だが、その他にも数多くのヒットを生み出しているスーパー・プロデューサー。
彼はそのプロデュース能力をデヴィッド・ゲッタに買われ、彼の共同制作者になると、その後はニーヨ、ピットブル、ビヨンセなど世界的アーティストたちのプロデュースをも手掛けることに。
ダンス〜ポップまで幅広く活躍する中で、2011年にはグラミー賞最優秀リミキサー賞を受賞している。
ちなみに、2013年にはフォーブス誌のDJ年収ランキング第7位、英DJ MAG誌のDJランキングでは第9位を獲得。2014年には、待望のファーストアルバムをリリースし、各地のビッグフェスでもヘッドライナーをつとめる、まさに今が旬のアーティスト。

AFROJACK TEN FEET TALL Afrojack “Ten Feet Tall feat. Wrabel”
ファーストアルバム『Forget the World』からのシングル。ゲッタのリミックスも話題に。

 

AXWELL Λ INGROSSO|あるか、伝説の再現

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2008年に結成し、ハウス〜EDMシーンを圧倒した伝説のユニット:スウェディッシュ・ハウス・マフィア(SHM)。“One”や“Save The World”、“Don’t You Worry Child”など、数多くのヒット曲を生み出しながらも昨年3月に惜しくも解散。
そんなSHMの元メンバー、アクスウェルとセバスチャン・イングロッソが約1年の期間をおいて、2014年に再びタッグを組むことに。
現在『DEP Λ RTURES』ツアーを敢行中の彼らは、そこでもSHM時代の名曲をプレイしているというが、今回SHMの残る1人、スティーブ・アンジェロも『ULTRA JAPAN 2014』に出演するだけに、どうしても気になるのがSHMのリユニオン。

AXWELL Λ INGROSSO “We Come, We Rave, We Love”
スウェディッシュ・ハウス・マフィア時代の未発表曲をいきなりリリース。
現在はアルバム制作中とか。

 

Alesso|EDM界のスーパールーキー

alesso

今、EDMシーンで最も注目されている若手の1人。2010年にデビューしたばかりだが、なんと翌年の英DJ MAG誌のDJランキングにランクイン。そして、2012年には20位、2013年には13位と年々着実にステップアップ。そして同年には本国の『Ultra Music Festival』、『Tomorrowland』のメインデッキでプレイするなど、まさにスター街道をひた走る。
彼の魅力は、アグレッシブながら優雅で美しく、EDMシーンの中でもとりわけ哀愁的でドラマティックなその音楽感(トランス的な要素もたっぷり)。それはDJプレイに限らず、これまで発表した楽曲の数々にも見られ、アガるだけでなく泣けると各国で絶賛。今回が待望の初来日!

alesso_OneRepublic Alesso Vs One Republic “If I Lose Myself”
ワン・リパブリックの楽曲をアレッソがリミックス。
彼の特徴が最も発揮された名曲。

 

Fedde Le Grand|稀代のヒットメイカー

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ハウス〜エレクトロハウス、そしてEDMと常に時代の最先端を追求し、絶えずヒットを飛ばしてきた実力派。
“Put your hands up for Detroit”のヒットを皮切りに、続々フロア・アンセムを量産し、世界各国で様々な賞を受賞。2011年には自身最大のヒット曲“So Much Love” でメジャーフィールドにまでその名を広め、マドンナ、コールドプレイ、そしてウィル・アイ・アムといった大物たちに見初められる。
一方で、ライヴアクトとしても年々パワーアップし、今年だけでも『Ultra Music Festival』、『Electric Zoo』、『Mayday』などに出演。これまでも『Coachella』、『EDC』などそうそうたるフェスに参加。

AxwellIngrosso_jkt Fedde Le Grand “Twisted”
先日発表されたばかりの新曲。
すでに各国のフロアで盛り上がっている大箱向けEDMアンセム。

 

 

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Hardwell|現在世界No.1のDJ

Hardwell

英DJ MAG誌のDJランキングの2013年版で見事1位に輝いたハードウェル(しかも歴代最年少の25歳で)。
近年では『Ultra Music Festival』、『Tomorrowland』、『Electric Daisy Carnival』など、世界最高峰のフェスに軒並み出演するなど、DJとしてまさに頂点を極めつつある。
そんな彼の魅力は、パワフルでエンターテインメント性に溢れ、かつストーリーテリングするそのプレイ。EDMの圧倒的享楽感とともに、フレッシュでスペクタルな独自の空間を作りあげることにある。
また、プロデューサーとしてもヒット曲を量産し、2013年は発表するたびBeatportで首位を獲得している。

hardwell-spaceman Hardwell “Spaceman”
数あるヒット曲の中でも彼の代表曲と言えばコレ。
哀愁感&高揚感たっぷりで昨年爆発的な人気に。

 

Steve Angello|より進化した天才

Steve-Angello

前述したスウェディッシュ・ハウス・マフィア(SHM)の元メンバー、スティーブ・アンジェロ。
SHM解散以来、ソロとしても活躍しているが、現在はSHM時代のサウンドから、よりハウス〜プロッグな音楽性へ。
もともと、ハウスを中心に様々なジャンルを横断する音楽性、プレイスタイルに定評があった彼だが、SHMでの経験を経てさらなるステージへと到達。現在も世界中のフェスに勢力的に参加しており、今年1月に幕張で行われた日本発のEDMフェス『electrox』でも来日。
今回はSHMの3人が一同に会する絶好の機会、どうしてもリユニオンが……。

Steve-Angello-jkt Dimitri Vangelis & Wyman X Steve Angello “Payback”
スウェディッシュ・ハウス・マフィア解散後久々に発表されたシングル。
哀愁感たっぷりの感涙アンセム。

 

Kaskade|美メロ経由のUltraの使者

Kaskade

アメリカ西海岸の名門レーベル:OM Recordsのスタッフとして働いていたが、そこから音楽活動をはじめアーティストへと華麗に転身。すると、当時流行の美メロハウス界で台頭し、一躍シーンの寵児に。しかし、流行の変化とともに彼の音楽性も進化していき、レーベルもOM RecordsからUltra Recordsへ。そしていまやEDM界屈指のアーティストに。
彼のサウンドは美しいメロディが特徴的で、そこにアグレッシブさと高揚感を加えた、ハウス〜トランスを昇華させたようなサウンドで世界を魅了している。
DJとしても長年世界を舞台に活躍しており、なにより本国の『Ultra Music Festival』に毎年参加し、公式のコンピも手掛けていたり、まさに『Ultra』のキーパーソン。

Kascade_Last-Chance
Kaskade “Last Chance (Feat. Project 46)”
カナダのEDMデュオをフィーチャーした1曲。
激キャッチーでEDM入門編としてもおすすめ。

 

 

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W&W|オランダ産スーパーモンスター

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正式名:Willem van Hanegem & Ward van der Harst。彼らもまた近年大ブレイクした気鋭組で、今回が待望の初来日。 08年にデビューし、自身のレーベル:Mainstage Musicやハードウェルのレーベル:Revealedから楽曲をリリース。“Bigfoot”をはじめ、ウメット・オズカンとコラボした“The Code”、ハードウェルとコラボした“Jumper”などヒット曲を量産。
とにかく大箱向けで高揚感のあるサウンドは、EDM〜トランス双方のファン層を獲得し、現在その人気はうなぎ上り。
このタイミングでの来日はまさにベスト!

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W&W & Ummet Ozcan “The Code”
ハードウェルも大絶賛したウメット・オズカンとのコラボアンセム。
トランス的な構成と空前の爆発力が魅力。

 

Martin Garrix|最強のティーンエイジャー

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2013年に最もブレイクしたアーティスト、マーティン・ギャリックス。なんと彼はまだティーンエイジャー(弱冠18歳!)。
“Animals”がいきなりの全英シングルチャート1位となり一躍シーンを席巻(この曲はデヴィッド・ゲッタ、ハードウェルなどがヘヴィープレイ!)。早くもメジャーシーンから熱視線を浴びるとんでもない逸材だ。
ライヴパフォーマンスにも定評があり、英DJ MAG誌でのランキングは2013年度40位だったが今年は大きく躍進することは間違いなしと言われている。
彼もまた待望の初来日。イケメンっぷりもハンパなく、日本でも大フィーバーしそうな予感大。

martin-garrix_ANIMALS Martin Garrix “Animals”
2013年最大の発見と称されたマーティンのスーパーヒット曲。
この1曲で世界中のスターがメロメロに。

 

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