オランダが誇る世界的スーパースター、ハードウェル。
DJ Magによる人気DJランキング「Top 100 DJs」では2013、2014年と2連覇し、2015年は惜しくもトップを逃したものの(それでも2位)、イビサで毎年行われているThe DJ AwardsでインターナショナルDJとエレクトロ/プログレッシブハウスの2部門で受賞するなど、大きな存在感を誇っている。

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そんな彼が2015年12月、10万人のファンを無料招待するチャリティーライヴ「Hardwell’s World’s Biggest Guestlist」を開催し“世界最大のゲストリスト”のギネス世界記録に挑戦。
先日そのアフタームービーが公開された。

10万人を想定していた参加希望者は12万5000人を超え、当日は7万人のファンが参加したこのイベント。
その模様はストリーミング中継され、視聴者は75カ国・1000万人にものぼった。

そんな今回のイベントの趣旨はギネス記録に挑むことではなく、貧困に苦しむ子供たちの教育をサポートすることにあった。

イベントの収益とハードウェルの出演料は、彼が同年7月に立ち上げた基金「United We Are Foundation」に寄付され、インドのNGO:Magic Busを通じて子供たちのために使われるという。

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開催に先立つ11月末、ハードウェルは自身の公式サイトで「3000人の子供たちを支えられる金額をゴールに設定していたけど、その3倍が集まった。すばらしいね!」とコメントを発表。
そして最終的な寄付金は当初の想定の6倍、18000人以上の子供たちをサポートするだけの金額が集まった。

公開されたアフタームービーでは、会場のD.Y. Patil Stadiumに集ったオーディエンスをロックする様子はもちろん、ムンバイ市街の模様やハードウェル自身がスラムを訪れ、住民と触れ合う場面も(その模様は自身のTwitterでも公開中)。
さらに、インドのハードウェルファンも登場し、口々に称賛の言葉を述べている。

なお、気になるギネス記録の行方は、「Guinness World Records」オフィシャルでは未だ発表されていない。

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とはいえ、今回の公演で7万人以上ものファンを動かし(ストリーミングで観ていた人数も入れれば1000万人以上!)、貧困に苦しむ子供たちの教育をサポートする社会貢献を音楽の力で成し遂げたことに称讃を贈りたい。

しかも今後はインド以外の国でも「Hardwell’s World’s Biggest Guestlist」を開催する計画があるという。

今回のイベントは想定を超える募金を集めたが、継続して子供たちへの支援が続けられるか、そして近い将来ギネス認定なるか? ハードウェルの次なる一手を見守っていきたい。