今や年間300件にものぼる野外フェスが昨年は新型コロナウイルスの影響により全国的に開催中止。文化的&経済的にも大きな打撃を受けた。そこでこの度、野外音楽フェスのさらなる発展を通じて地方経済への貢献、そして持続可能なフェス文化形成を目指し、音楽フェス主催事業者らが発起人となり「野外ミュージックフェスコンソーシアム」が設立された。
発起人の中核は、「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER」主催の株式会社スペースシャワーネットワーク、「RISING SUN ROCK FESTIVAL」主催の株式会社ウエス、「ARABAKI ROCK FEST.」主催の株式会社ジー・アイ・ピー、「FUJI ROCK FESTIVAL」主催の株式会社スマッシュ、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」企画制作の株式会社ロッキング・オン・ジャパン、「SUMMER SONIC」主催の株式会社クリエイティブマンプロダクション、「RUSH BALL」主催の株式会社グリーンズコーポレーションら。
野外音楽フェスは各地で大きな経済効果を生んでおり、尚美学園大学の江頭満正准教授の試算では日本全体での経済波及効果は3,700億円。野外ミュージックフェスコンソーシアムでは、野外イベントは屋内でのイベントに比べ「密閉」が少なく、感染リスクが低いことに加え、各イベントが連携しルール作りと周知……それこそ地方との連携事例の共有、コロナウイルス感染症対策などを中心とした安全安心なイベント開催に向けたガイドラインの策定と周知、政府や行政・自治体への要望を行うことで安全・安心な野外音楽フェス開催の拡大、さらなる発展を目的に継続的に活動していくとのこと。