昨年はグラミーで3冠獲得、もはや向かうところ敵なしのスーパープロデューサー:ファレル・ウィリアムスがプロデュース! といっても今回は音楽だけではなく映画!

しかも、そこには人気ラッパー:エイサップ・ロッキーも出演し、全米で公開されるやいなや大きな話題となった『DOPE』が、いよいよここ日本でも7月30日に公開されることが決定した。

今作の舞台は1992年に巻き起こったロス暴動の最激戦地としても知られ、いまなお犯罪が多発するイングルウッド。
そんな場所にありながら、その内容は90年代ヒップホップ・オタクの主人公が“DOPE(カッコいい、ヤバい)”な男に憧れ、生まれ変わろうと奮闘する青春コメディ映画。

ドラッグや銃撃戦など、アンタッチャブルな要素もたっぷりだが、とにかく痛快で楽しめる遊び心たっぷりの作品となっている。

大学進学に向けアイス・キューブのアンセムについての論文を書き上げるほどの90’sヒップホップ狂の主人公マルコムを演じるのは、過去にミックステープを発表したこともある若手俳優シャミーク・ムーア。

そんなマルコムが恋するマドンナ役にはゾーイ・クラヴィッツ。
そして、前述のエイサップ・ロッキーの他にもタイガヴィンス・ステイプルズらラッパー勢も多数参加といかにもヒップホップ色強い仕上がりになっているが、それはもちろん音楽面も。

ナズやア・トライブ・コールド・クエスト、パブリック・エナミーなどの90’クラシックとともに、ファレルの書き下ろし曲(しかもその作風がなんとN.E.R.D.テイスト!)も使用されるなど超豪華(サントラも発売中!)。
まさにヒップホップ・ファン要注目の作品だ。

今回ファレルはエグゼクティヴ・プロデューサーという立ち位置で製作総指揮を手掛け、監督はリック・ファムイーワ。

2015年にサンダンス映画祭で初公開されると映画会社による配給権争いが勃発。
その後カンヌ映画祭でも大喝采を浴びるなど、様々なトピックを振りまいた『DOPE』は7月30日より渋谷HUMAXシネマにて公開され、その後順次全国で公開予定

昨年はフレンチハウス・シーンを大胆にフィーチャーした『EDEN/ エデン』が上陸。
また、『DOPE』公開目前の6月からはEDMシーンを舞台に若者たちが奮闘する『WE ARE YOUR FRIENDS』が日本公開されるなど、ここ最近はダンスミュージック・シーンをテーマにした作品が数多く生まれているが、ぜひ今後も様々なシーンを描いてほしいところ。


『DOPE』
http://dope-movie.jp