3月にアメリカ・マイアミで開催された『ULTRA MUSIC FESTIVAL(UMF)』。
世界中からトップDJたちが集結する本祭にて、唯一出演した2人の日本人DJ・アーティスト、TJOとKSUKE。

国内では全国津々浦々、各地でDJを行い、そのたびにフロアを熱狂させている彼らにとっても『UMF』はやはり特別な場所。そこでプレイすることに大きな喜びを感じ、何より大きな刺激を受けるという。
そんな『UMF』の魅力とともに今回出演してみて感じたこと、さらには『UMF』で体感した今後のシーンの動向やトレンドについても直撃。ダンスミュージックの未来やいかに。

今回はTJOとKSUKE、それぞれにプレイ直後に話を聞きつつ、さらには2人の対談も。マイアミだからこその開放感たっぷりな雰囲気がよりふたりの心をオープンにした、貴重なインタビューを拝読あれ。

“『UMF』自体がいわゆるダンスミュージックの今後を提示し始めてきている”(TJO)

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——『ULTRA MUSIC FESTIVAL(UMF)』のステージはどうでした?
TJO(以下T)とにかく最高でしたね。僕は今回で2回目のマイアミ出演になるんですが、やはり『UMF』は本場のフェス。この先1年間のシーンの動向、市場、トレンド、全てが見える。いわば、世界的に見てもダンスミュージックの見本市の大きな一つですよね。

——ここに来るとそれら全てがわかると。

T シーンは確実に変化していますからね。しかも、その流れはすごく早い。それこそ去年から今年にかけても違いますし。

——確かにヒット曲のテイストなども大きく変わりました。

T そういったトレンドを感じさせつつ、『UMF』ならではのアンセムやみんなが大好きなクラシックもあり、なおかつここだからこそウケるものもあったり。そういったこと全てを生で体感できることは本当に刺激的です。

——出演している世界トップのDJも結構チャレンジングなことをしていますよね。

T 彼らにとってはチャレンジなのかはわかりませんが、日本だけでDJをしていても見えないことがすごく見えてくるんですよ。世界に名だたるDJたちの最新スタイルとか。

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——DJもそうですが、オーディエンスの反応もやっぱり日本とは違います?

T 違いますね。フロアにいる人種も全然違いますし。みんな世界中から集まってきていますからね。そんな場所でプレイできるのは嬉しい限りです。

——TJOさん自身は『UMF』でプレイするにあたって、東京と違って意識したことは?

T やはりマイアミはアメリカですし、ブラックミュージック、アーバンミュージックが強いので、普段よりもそういったネタを取り入れるようにはしました。

——アーバン、ヒップホップという意味では、今回の『UMF』は特にその傾向が強いですよね。新たにできた“LIVE STAGE”の顔ぶれを見てもそうですし、DJたちもアーバンな要素を取り入れていたり。

T 今年面白いなと思ったのは、おなじみの面々がいながらアイス・キューブやサイプレス・ヒル、エイサップ・ファーグがいて、さらにはプロディジーやアンダーワールド、ジャスティスなど、いわゆるレジェンド的な存在もいる。『UMF』自体がいわゆるダンスミュージックの今後を提示し始めてきていますよね。それが昨年以上に強く、今後の方向性を示唆している感じがします。

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——それこそ2年前に“RESISTANCE”が誕生し『UMF』は新たに舵を切りましたが、そこからさらにといった感じですよね。それは世界中でフェスが乱立している今だからこそ進化する、オリジネイターの気概のようなものを感じます。

T “RESISTANCE”もハウスやテクノというジャンルの魅力を改めて伝えている。しかも、昨年から“SPIDER”のセットと新たな演出を交え、すっかり安定して確立しましたよね。本当に面白いものを毎回提示してくれる、素晴らしいフェスだと思います。

——では、そんな『UMF』の一番の魅力とは?

T 世界中で活躍する、いわば日本ではゲストクラスのアーティストが、こんな時間に、こんなステージでプレイするのって思っちゃうぐらい本当に豪華なラインナップで、隅から隅まで楽しめる。そして、何よりこの先1年間のシーンの動向が見える、そこに尽きますね。

<次ページ> “フェスティバル的な要素がたくさんある中で、新しさも常に感じさせてくれるところがスゴい”(KSUKE)

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EVENT INFORMATION

ULTRA JAPAN 2017

2017年9月16日(土)、17日(日)、18日(月・祝)

開演11:00 / 終演21:00(予定)

TOKYO ODAIBA ULTRA PARK(お台場ULTRA JAPAN特設会場/江東区青海)

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