オーストリアはリンツで行われているメディアアートの祭典『Ars Electronica』の「STARTS PRIZE」賞で、やくしまるえつこの“わたしは人類”が日本人初となるグランプリを受賞。9月8日に開催された授賞式でパフォーマンスを行った。

“わたしは人類”は人類滅亡後の音楽をコンセプトに、バイオテクノロジーを用いて制作された作品。

微生物の遺伝子情報を基にポップミュージックを作り、楽曲情報を遺伝子コードに変換。その情報をDNAに埋め込んだ遺伝子組換え微生物と音源(音楽配信やCD)の3形態で発表されている。

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当日のパフォーマンスでは、袴姿のやくしまるが真鍋大度開発の楽器dimtaktや、空中に手をかざしてDJやVJ、照明がコントロールできるYXMR Ghost Objet(ヤクシマル・ゴースト・オブジェ)といったギアを駆使し、観客から喝采を浴びた。

なお、“わたしは人類”の遺伝子組み換え微生物は金沢21世紀美術館で開催中の「コレクション展2死なない命」でも展示中(2018年1月8日まで)。