最新のエクスペリメンタルアートと電子音楽の祭典『MUTEK』が11月2日(水)〜4日(金)に日本初上陸を果たす。
会場となるWWWとWWW Xでのプログラムについては以前お伝えしたとおりだが、今回Red Bull Studios Tokyoで行われるプログラムが判明した。
3日(木)は、
“DIGI_SECTION”と題し、アーティストや機材メーカーによる教育プログラムやワークショップ、レクチャー、パネルディスカッションを開催。
スペシャルプログラムとして実験音響レーベルRASTER NOTON主宰のカーステン・ニコライことアルヴァ・ノトとバイトーンことオラフ・ベンダーを迎えたパネルディスカッションを開催予定。レーベル20年の軌跡を振り返りながら、ビジュアルアートと音楽をテーマにドイツと日本の異文化と芸術についてトークを繰り広げる。
また、インスタレーションアーティストのハーマン・コールゲンによる「X線の検波とデータを介し、不可視・可視をレンダリングする高い技術のオーディオ・ヴィジュアル・インスタレーションについて」や、
ベルリンの実験的音楽祭「Berlin Atonal 2016」で“Five Key Performances”として高い評価を受けたオーストラリア出身のレーザー・インスタレーション・アーティスト・ロビン・フォックスの「レーザー・インスタレーションについて」といった興味深いプレゼンテーションも。
ワークショップでは、ソロプロジェクトWOZNIAKの活動で知られるマルチ・プレイヤー星優太氏がDAWを中心に据えたレコーディング・システムにハードウェアを取り込む音楽制作スタイルを実演。
NATIVE SESSIONS“CREATIVE INTERFACES”と題したNative Instrumentsによるイベントでは、インターフェイスの進化が音楽の制作手法に与えた影響についてプレゼンテーションを敢行。
さらに、電子音楽家・牛尾憲輔氏のソロユニットagraph、インスタの動画で話題となったjunk-E-catによるライヴパフォーマンスも決定。
夜にはMUSIC SESSIONと題し、ベルリンと東京の2都市で活躍するテクノアーティストAKIKO KIYAMAがライヴセットを披露するほか、スペシャルゲストも登場予定だとか。
なお、この日Red Bull Studios Tokyoで行われるプログラムは「MUTEK JP 2016 DIGI_SECTION: LIVE from RED BULL STUDIOS TOKYO」としてDOMMUNEにてストリーミング配信が決定している。
そして4日は、プロジェクションマッピングやVJ等の映像をビジュアルプログラミング方式で制作できるソフトウェアのワークショップ「TOUCHDESIGNER / DERIVATIVE WORKSHOP with MAOTIK」が開催。
Red Bull Studios Tokyoのプログラムはいずれも入場無料。
ただし予約が必要となっているので、気になる方はお早目に。
EVENT INFORMATION
MUTEK LAB / DIGI_SECTION
2016.11.3(Thu)
OPEN/START 12:00
Red Bull Studios Tokyo(Aoyama)
FREE
ROBIN FOX / HERMAN KOLGEN / MARTIN MESSIER / CARSTEN NICOLAI + OLAF BENDER / SAWADO EIICHI / YUTA HOSHI / agraph / junk-E-cat / AKIKO KIYAMA -LIVE-
EVENT INFORMATION
MUTEK DIGI_SECTION and Derivative /TouchDesigner workshop
2016.11.4(Fri)
OPEN/START 10:00
Red Bull Studios Tokyo(Aoyama)
FREE
Ben Voigt / MAOTIC