2017年にはジェイ・ZのROC NATIONと契約。さらには韓国ヒップホップシーンを牽引するAOMGとH1GHR MUSICを主宰。アジア屈指のヒップホップアーティストであり、それでいて元2PMのリーダー……と輝かしいキャリアを誇るジェイ・パーク。

ここ日本でも絶大な人気を誇り、今年初参戦の「EDC JAPAN」でも抜群の盛り上がりを見せたのは記憶に新しいところ。そんな彼の自身初の日本単独公演「JAY PARK 2019 WORLD TOUR SEXY 4EVA IN ASIA」が9月16日（月・祝日）、東京・豊洲PITで開催された。

今回の公演は、世界ツアー「JAY PARK 2019 WORLD TOUR SEXY 4EVA」の一環。すでに世界各地で行なわれたギグは大好評で、「どこもマジヤバかったよ！」と本人談。
それもそのはず、自身のSNSでは数年内での引退をちらつかせているだけに、このツアーも最初で最後になるかも……という中での来日公演。当然ながら会場は超満員。しかも、圧倒的な女性量。ライヴスタート前から黄色い歓声飛びまくり。

そんな中でいきなりサプライズ。今注目のラッパーMIYACHIがステージに現れ、代表曲“WAKARIMASEN”を含む3曲を披露。そしてこれが……。

沸き立つ会場、ジェイ・パークが登場するとそのテンションはさらにアップ。序盤は“Me Like Yuh”や“Solo”、“All I Wanna Do”などR&Bテイストの楽曲を中心に“歌”で魅了。しかも、美声を轟かしながらもオーディエンスに語りかけるようなパフォーマンスがとにかくセクシー。大観衆はメロメロ……でも、終始大合唱とものスゴイことに。

彼のスゴさは、歌だけでなく踊ってよし、ラップしてよし、まさに三拍子揃ったところ。序盤から随所にダンスとラップも披露するなか、中盤にはダンスタイムもしっかりあって、キレッキレのパフォーマンス（マジ男前）。

超満員のオーディエンスがステージに釘付けになっていると、舞台は暗転。すると、ステージには韓国期待の新鋭Woo Won Jaeが。AOMG に所属し、ジェイ・パークも見初めたWoo Won Jaeのパフォーマンスはとにかくドープで、目をかけるのも頷けるポテンシャル。

そして、再びジェイ・パークが登場すると、後半は一転ヒップホップのオンパレード。2チェインズとの“SOJU”やHit-Boyとの“K-TOWN”など世界基準のトラックにROC NATIONも認めたラップスキルを存分に披露。
序盤とはまた違った熱い盛り上がりをみせるなか、Ugly Duckとのヒット曲“MOMMAE”ではジェイ・パークがシャツを脱ぎ捨て、上半身が露に……その見事な肉体美には女性ファン大興奮、この日一番とも言える大歓声が。

熱狂冷めぬなか、最後は今回のツアータイトルにもなっている“Sexy 4 Eva”で大円団……といくわけもなく、怒濤のアンコールへ。“Count On Me”、“All Day”を歌い上げ、ここで冒頭の布石MIYACHIが再登板。この夏リリースされたコラボ曲“MESSIN”をかますなか、ジェイ・パークが日本語ラップも披露する貴重な一幕も（これにはお客さんも大喜び！）。さらに、ラストにはWoo Won Jaeがステージにあがり、“Who you”で熱狂渦巻くフィナーレへ。

これまでにも度々来日していたけど、彼の魅力、歌・ダンス・ラップをしっかりと味わうには、やっぱり単独公演がうってつけ。計2時間、世界で戦う男のパフォーマンスをたっぷり堪能。

なお、今回ジェイ・パークのインタビューに成功！
その模様は後日紹介するのでお楽しみに！

Photo: Kiku