毎年恒例のDJランキング「DJ Mag TOP 100 DJs 2020」が発表に。
今年、見事1位に輝いたのは……デヴィッド・ゲッタ。
コロナ禍で世界中でフェスやギグが中止となる中、ゲッタはちょこちょこリリースしつつ(音楽性も幅広かった)、マイアミとNYCで行ったチャリティライヴが大きな話題に……長年シーンを牽引してきたスターが2011年以来、久々にトップに返り咲き。
なお、2位は昨年の覇者ディミトリ・ヴェガス&ライク・マイクで、3位はマーティン・ギャリックス。以降ベスト30位は以下。
01:デヴィッド・ゲッタ
02:ディミトリ・ヴェガス
03:マーティン・ギャリックス
04:アーミン・ヴァン・ブーレン
05:アロック
06:ドン・ディアブロ
07:アフロジャック
08:オリヴァー・ヘルデンス
09:スティーヴ・アオキ
10:ティミー・トランペット
11:マシュメロ
12:カシミア
13:リハブ
14:W&W
15:スクリレックス
16:ティエスト
17:ハードウェル
18:カルヴィン・ハリス
19:アバヴ&ビヨンド
20:ナーヴォ
21:ロスト・フリクエンシーズ
22:エリック・ブライズ
23:フェデ・ル・グランド
24:ヴィニ・ヴィチ
25:DJスネイク
26:アラン・ウォーカー
27:ザ・チェインスモーカーズ
28:カイゴ
29:ベースジャッカーズ
30:ヴィンテージ・カルチャー
トップ100はコチラで!
この中で注目は、アロックの初トップ10入りも興味深いけど(ティミー・トランペットもだけど彼は昨年から話題だったので想定内)、何よりトップ10の常連、過去にはトップにも輝いた御大ティエストがトップ10圏外に(初)。今年53歳のゲッタ、かたや51歳のティエストの2人のベテランの明暗が別れたのは感慨深いところ。この背景にあるのは、オンラインへの稼働とかプロモーションとか、結婚&育児休暇的なこととかいろいろあるんだろうな……と思いを巡らせつつ、ちなマシュメロもトップ10入りを逃したけど、もはやこれはそんなに……。
また、今回コロナ禍で現場がリアルからオンラインになって、その辺りどうなるかと思ったけど、上位勢にはそこまで大きなランキングの変化はなかった気が。大きく伸びたのはカイゴ(24ポイント)、ヴィンテージ・カルチャー(17ポイント)、ディプロ(30ポイント)、イレニアム(21ポイント)、ポール・ヴァン。ダイク(37ポイント)。中でも印象的だったのはベルギーテクノの才媛シャーロット・デ・ウィットで42ポイントアップ(32位)。
そして、初登場はレズ(57位)、アメリー・レンズ(59位)、意外にもジェイミー・ジョーンズ(67位)、ノラ・エン・ピュア(73位)、MR PIG(79位)、ピンク・パンダ(82位)、プラスティック・ファンク(85位)、まさかのグリーン・ベルベット(86位)。総じて女性強しな印象で、これは世相とも合致している気も(カマラさんとかね!)。また、テクノ系も兆しが。そんでもって終盤はほぼほぼ入れ替え状態だったのは今回の特徴の1つ。サナリー・ジェームズ&ライアン・ マルシアーノ、ARYUE、BURAK YETER、TUNGEVAAG、DEBORAH DE LUCA、MIKE PERRY、ANNA、DIMITRI VANGELIS & WYMAN、BLASTOYZ、22BULLETSがおめでた初ランクイン。
最後にAMF Presents: Top 100 DJs Awards 2020の模様をどうぞ。