“東京の夜をアップデート”、さらには“世界最先端”を旗印にスタートしたパーティ「CARNIVAL」。2026年第二弾が3月13日(金)、新宿ZEROTOKYOで開催された。

昨年12月に行われたプレではTH;EN。そして1月の第一弾はGoom GumのEvgeny Rudenkoといずれも実力派を迎えてきたが、今回のゲストはマルチな才能で世界を沸かせるイタリア麗しの女性デュオGiolì & Assia。これまでとは一味違う人選となったが、結果としてこれがまた新たなCARNIVALを生み出すことに……。

メインとなるB4 Z HALLにまず登場したのはCARNIVALが誇るレジデントのひとり、バルセロナを拠点に活動する若頭TENTEN。近年シーンで注目を集めるthe 2020sな現代的ハウスを巧みに操り、フロアを扇動。海外数多くのパーティに参加し、そこで得た知見をダイレクトにフロアへと投下する、そのタイムリーなプレイはまさにCARNIVALが目指す世界最先端。その中でJ.Lamottaなども織り込んでくるところも感性が光る。

一方、西の使者NAO NOMURAは、約30年にも及ぶ長きキャリアに裏打ちされた珠玉のセットを披露。ジャズ〜ハウス〜テクノと様々なサウンドを経由してきた彼ならではの広範かつ重奏的な世界観でオーディエンスを心地よく踊らせていくその安定感たるや……CARNIVALというエッジーなパーティの屋台骨を支えるさすがの存在感。

NAO NOMURAに続いては、CARNIVALの看板MARVYへ。今回は多彩なサウンドを展開していく中、前回に比べてビートを効かせたメロディアスかつインディーなサウンドを多用し、より“踊らせる”ことにシフトしたプレイを展開。それも“騒ぐ”のではなく、あくまで“踊る”を主軸とした上品さも兼ね備え、フロアをピースな空間に導いていく。過去2回とは明らかに異なるセットで熱狂を生み出すその懐深さは底知れず、CARNIVALのさらなる可能性をも感じさせるセットだった。

また、今回はZEROTOKYOを全館開放し、各階に数多くのDJを配置。それによりエンターテインメントという意味ではスケールアップし、新たな楽しみも提供。

そして、B4 Z HALLのラストを飾ったGiolì & Assiaは、想像以上にパワフルかつエネルギッシュ。ただDJをするだけではなく、様々な楽器を使って音を加えていき、さらには歌も。自身の楽曲をふんだんに織り交ぜ、もはやライヴと言えるステージにフロアも大熱狂。最後までオーディエンスを魅了し続けた。

プレ、そして第一弾を経て、これまで体現していた“上質さ”、“品格”を損なうことなく、より音楽を楽しむことへのアプローチも増し、パーティとしての強度、純度を高めていくCARNIVAL。今回も終始大きな盛り上がりをみせつつ、東京の夜とともに本体もアップデート。毎回進化を重ねるCARNIVAL、次はどんな姿を見せてくれるのか期待は高まる。