毎年恒例、経済誌Forbesによる「世界で最も稼ぐDJランキング(The World’s Highest-Paid DJs)」の2018年版が発表に。
今年も1位はカルヴィン・ハリス。
これで6年連続1位となったわけだが、今年の年収は4800万ドル(約54億円)。その主な収入源となっているのはイベントなどへの出演料で、なかでもラスヴェガスでのレジデントが大きいと思われる。
なお、今年その契約を2020年まで延長したそうなので、来年、再来年もカルヴィン無双が続く可能性は大。
ちなみに、昨年はアルバム「Funk Wav Bounces Vol.1」をリリース。
2位には2017年3位だったザ・チェインスモーカーズ。ヒット曲連発、世界中のフェスやイベントにひっぱりだこの彼らなら頷けるところ。
そして、3位はティエスト。2017年と2016年は2位、2015年と2014年は3位と常にベスト3に入る巨匠は一体いくら稼ぐのか……。
15位までのランキングは以下。
1位:Calvin Harris(4800万ドル)
2位:The Chainsmokers(4550万ドル)
3位:Tiësto(3300万ドル)
4位:Steve Aoki(2800万ドル)
5位:Marshmello(2300万ドル)
6位:Zedd(2200万ドル)
7位:Diplo(2000万ドル)
8位:David Guetta(1500万ドル)
9位:Kaskade(1350万ドル)
10位:Martin Garrix(1300万ドル)
11位:AxwellΛIngrosso(1200万ドル)
12位:Kygo(1150万ドル)
13位:DJ Snake(1100万ドル)
14位:Dimitri Vegas & Like Mike(1050万ドル)
15位:Afrojack(1000万ドル)
4位のスティーヴ・アオキは年間200以上のステージに立ち、昨年のランキングでザ・チェインスモーカーズとともに大ジャンプしたマシュメロも引き続き活躍していただけに5位。
そして、これまた超絶ヒットメイカー:ゼッドが10位から6位へとアップしたが、その他の顔ぶれはビッグネームばかりで納得のいくところ。
ただ、近年ベスト10入りしていたスクリレックスがランク外に消えたのは特筆すべき点(確かに2017年は大規模ツアーなどもなく、そんなに精力的とは言えなかったけど)。
一方、気になるのはほとんどのアーティストの年収が落ちてきている点。
1位のカルヴィン・ハリスは、6600万ドル(2015)→6300万ドル(2016)→4850万ドル(2017)→4800万ドル(2018)と、昨年ほど大幅ダウンとはいかないまでも微減。
ティエストも2017年から600万ドルダウン。スティーヴ・アオキでさえも150万ドル、ディプロは850万ドル、デヴィッド・ゲッタにいたってはなんと1000万ドルもダウン(ちなみにザ・チェインスモーカーズ、マシュメロ、ゼッドはアップ)。
これで一概にシーンがどうこう……というのは言いはばかれるところだが、気にあるところではある。
とはいえ稼いでいる額は桁違い。やっぱり世界を股にかける男たちは違う……。