世界一のヒューマンビートボクサーにしてDJ、そして音楽プロデューサーとしても人気を博し、最近は人気テレビ番組「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」に出演しお茶の間を沸かせ、THE FIRST TAKEから派生したHIGHLIGHTに界隈一番乗りと八面六臂の活躍を見せるSO-SOが自身初のジャパンツアー「SO-SO SPINS TOKYO JAPAN TOUR 2026」開催。そして、そのファイナル、行ってきました豊洲PIT。

今回のツアーは昨年リリースした山手線をフィーチャーしたコンセプチュアルなアルバム「SO-SO SPINS TOKYO」をひっさげてのもので、こちらは東京に始まり有楽町まで、山手線内回りをぐるっと一周、各駅をイメージして全駅30駅を音源化。しかも、その収録時間は山手線1周と同タイムというこだわりようで、なんとこちら世界のクリオ賞、音楽部門金賞を受賞した珠玉の逸品。

そんな作品だけに今回は映像・ビジュアルも完全山手線仕様でSO-SOも車掌気分たっぷり鉄ちゃんビックリ。1曲目はアルバム同様「TOKYO」、軽快な4つ打ちで出発進行。山手線1周の旅へ。それぞれの駅曲が次々と流れるなか、印象的だったのは、萌え〜でハードな秋葉原。そして意外にも田端。中毒性たっぷりの「たばたばたばたばたばたば……♪」は会場でも大ウケで、後のMCタイムで印象的な曲をお客さんに聞いたところ真っ先に「田端」の声が。お世辞にも有名とは言えない駅をうまいこと料理するSO-SOのセンスはさすが。

ただ、それ以外はベース・ベース・ベース、強烈ベースサウンドの応酬で、そういえば前にDJを聴いた時もゴリゴリのブリブリだったな〜なんて思い出しつつ、とはいえDJとは違ってほどよくまぶされるポップネス。そして、巣鴨、大塚、池袋間では多幸感あふれフューチャーな“Sakura”をマッシュアップして情緒と彩りも。

矢継ぎ早に楽曲が展開される中、要所要所で世界一のヒューマンビートボックスを披露し、音像重ねまくり、強度高めまくりの脅威のパフォーマンス。しかもとにかくヒューマンビートボックスがスゴすぎて時にどれが声で、どれが音源なのか理解不能。特にその真骨頂はブレイク明けに魅せた“This Is 8bit”、“Crazy Drive”。ビートボックスとループステーションで繰り広がられるその様は、俗にいう「超絶技巧」そのもの。音から音楽へ、リアルタイムで構築されていき、それがまた分厚く超イカついからもうお客さん大喝采。

その後も新宿では歌舞伎町ストロングスタイル、回る山手、踊るSO-SO。ステージ上のSO-SOは本当に楽しそうで、そりゃお客さんも楽しいわな。

そんなこんなで後半戦はゲスト祭りで、これまでのハードから一転メロかったTani Yuuki、相変わらずパワフルなFuma no KTRに続き、Red EyeとACE COOLとの“Bass Ninja”がまた……。独創的なRed Eyeに、ACE COOLの高速フロウ、そこにヒューマンビートボックス魅惑の蜜月。そしてやっぱり盛りに盛り上がったこっちのけんと“はいよろこんで (SO-SO Remix)”。怒涛のゲストリレーが終わったかと思えば、サプライズでOZworld。まさかの登場にフロア騒然、さらに驚くべきはゲスト陣みんな集まっての“SO-SO Exercise”。SO-SO恐るべし……。

さて、山手線一周も佳境を迎え、品川やら高輪ゲートウェイといった都心部を滑走。総じて「SO-SO SPINS TOKYO」を改めて聴いてみると実に面白い試みで、意外な部分もあったりしつつ、楽曲から窺えるSO-SOの東京感はとても興味深いものだったな〜と思っていたら終点・有楽町に到着し、「Interview 3.1」で大円団。

約2時間に及ぶ山手線1周旅行SO-SOトレインはたくさんの仕掛けでお客さんを楽しませる、彼らしさ満載。彼の魅力が存分に詰まっていたが、最後の最後のMCでは「怖かった……」と本音がポロリ。さらには、ツアーをやりきり感極まる場面も。そのあたりの人間味もSO-SOの魅力。これを糧にさらなるSO-SO、次なるSO-SOに期待大。

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