アジア最大級の真夏の音楽祭『サマソニ』の前日に開催される『ソニマニ』。
ダンスミュージックに特化したこのイベントには、今年も本編にひけを取らない豪華なアーティストたちがラインナップ!

計3ステージに、国内外から総勢15組のアーティストたちが参加し、それも超ベテランから若手までととにかく幅広いことこの上なし。
しかも、ジャンルもEDMからハウス〜テクノ、そしてダンス・ロックにエレクトロ・ポップまで、普段は見ることのできない組み合わせが実現。

前夜祭と侮るなかれ、今年は『ソニマニ』もヤバいのだ!

プロディジーにマリリン・マンソン、クルーウェラ、さらにはなんとPerfumeまで、混沌極まりない悶絶必至のメインステージ

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この組み合わせたるや……他のイベントでは絶対に見ることのできない想定外のラインナップ。ここからして『ソニマニ』の破天荒な魅力をヒシヒシと感じさせてくれるが、FLOOR的な注目点と言えば、プロディジー vs クルーウェラの新旧モンスター・バンド対決。

もはや巨匠的存在となったプロディジー。
1990年代にダンスシーンで巻き起こったレイヴ・ムーブメントを牽引し、名だたるフェスで伝説級のステージを見せてきた彼らだが、その実力はまだまだ健在。

今年は、約6年ぶりとなるオリジナル・アルバム「The Day Is My Enemy」をリリースし、ハードコア、ハウス、テクノ、ブレイクビーツなど、様々なサウンドを雑食的に取り入れたその破壊的でパワフルなサウンドの進化形を体現。
それをふまえたうえで、今回の最新ステージではどんなパフォーマンスを披露してくれるのか楽しみだ。

一方、現行EDMシーンでその爆発力においては屈指の姉妹デュオ:クルーウェラ。
世界中のフロアでヘヴィープレイされる数々のアンセムもさることながら、彼女たちの最大の魅力は数々のビッグフェスを魅了するそのパフォーマンス。
とにかくアグレッシブで、それでいてときにエモーショナルなそのステージは圧巻の一言。昨年も『サマソニ』に出演し、大観衆を熱狂させていただけに今回もまた期待がかかる。

巨匠 vs 勢いのある気鋭、そんな構図だけでも胸熱だが、今回はその他にもロック界の異端児:マリリン・マンソンやアヴィーチーもその実力を認めるガゼット、そして日本代表はなんとPerfumeと、まさに意味不明のラインナップ。

どんな化学反応が起こるのかわからない、驚愕のメインステージ:CRYSTAL MOUNTAINから目が離せない!

マデオン、ポーター・ロビンソン……世界が注目する次世代アーティストたちの響宴、新たなサウンドがここに!

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SONIC WAVEには、今後のシーンを左右する気鋭アーティストたちが勢揃い。なかでも注目は、マデオンとポーター・ロビンソンだ。

現在20歳という若さながら、すでにレディ・ガガやコールドプレイ、エリー・ゴールディングといった世界的アーティストに楽曲提供をしているマデオン。
今年は待望のファースト・アルバム「Adventure」をリリースし、EDMの最新形を披露したが、今回はそれをひっさげての来日だけに見逃せないところ。

さらには、こちらも弱冠23歳のポーター・ロビンソン。
彼は10代から活動を開始し、そのポテンシャルはティエストなども絶賛。スクリレックスは“エレクトリック・ミュージックの若き救世主の一人”と評したほどの逸材だ。
ダブステップ〜EDMを通過し、現在は新たなサウンドを模索する開拓者としても注目を集めている。

両者ともに、すでに数々のビッグフェスに出演し、DJ MAGのDJランキングにも若くしてランクイン。
さらに、フランス発の美人姉妹デュオ:カーボン・エアウェイズ、スクリレックスのレーベル:OWSLAからの刺客:ヴァリー・モも参戦。
そして、そんな若手たちと相見えるのが電気グルーヴというのも興味深いところ。

ディロン・フランシスにボーイズ・ノイズ……3ステージの中でも最もダンサブルなHARD STAGE

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最後に紹介するのは、とにかく踊りたい人にオススメのステージ:HARD STAGE。
ここには日本のダンスファンにはおなじみ、エレクトロ界のスーパースター:ボーイズ・ノイズをはじめ、彼が見いだした新世代アーティスト:ジェジョトロニック、アメリカのEDMムーヴメントを牽引したデストラクト。
さらには日本からもそのスキルフルなプレイでアヴィーチーをも魅了したYAMATOも参加。

そんな実力者たちが揃うなか、FLOORが最も注目しているのがディロン・フランシス。
DJスネークとコラボし、世界中でフロアヒットした“Get Low”をはじめ、ここ数年数多くのアンセムを量産しているディロン・フランシスだが、その存在を見いだしたのはディプロ。
彼のお眼鏡に適いレーベル:Mad Decentに所属し、そこからその実力がさらに開花。
本来備えていたムーンバトンやダブステップといった音楽性にEDMを加味したオリジナリティ溢れるサウンドはとにかくダンサブルで唯一無二。

現行のEDMシーンの中でも異質な存在でありながら、次世代スーパースターとの呼び声高いディロン・フランシス。
今回の来日に先駆け日本デビューアルバムもリリースされているので、それをチェックして挑めばさらに楽しめること間違いなしだ!

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