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そんな『Montreux Jazz Festival Japan 2016』の開催を目前に控え、今回はDAY2（８日）の夜の部UNICEに出演する日本におけるクラブジャズの先達：沖野修也に本祭をより楽しむための５曲を聞いてみた。

沖野自身、今年は本国の『Montreux Jazz Festival』を初体験しただけに本祭への思いも一入。本場の空気を肌で感じた上で彼が選んだ楽曲とは……。

本祭に行く前のチェック盤としてだけでなく、今回はジャズの本質＆奥深さを知るうえでもまさに必聴のセレクション。『Montreux Jazz Festival Japan 2016』ともども秋の夜長にはぜひジャズを！

沖野修也セレクト #1

Henrik Schwarz & Kuniyuki“Once Again(Henrik Schwarz Version)”

彼らのコラボで僕が最もプレイした曲。これぞ理想のジャズ・ハウス！

沖野修也セレクト #2

Caetano Veloso“Shoot Me Dead”

ブラジルのレジェンドのファンキー・ソウル。おそらくライヴで演奏する確率は低いと思われますが（笑）、カエターノを知った思い出の曲なので。

沖野修也セレクト #3

Sonzeira“Southern Freeeze”

ブリティシュ・ジャズ・ファンクを見事なモダン・ブラジリアンとしてカバー。必聴！

沖野修也セレクト #4

Pete Josef“The Travelling Song”

Kyoto Jazz Sextetとして初めてリミックスを手掛けた曲のオリジナル。

沖野修也セレクト #5

Marcos Valle“Estrelar”

ジャイルス・ピーターソンのブラジリアン・プロジェクトSonzeiraでカバーした原曲。ぜひ聴き比べて欲しい。ブラジリアン・ブギーの傑作。

『Montreux Jazz Festival Japan 2016』の開催に寄せ沖野は

「３日間のヴァリエーションは、音楽で世界旅行を疑似体験させてくれるだけでなく、ジャンルや世代を越えた交流の機会を我々に与えてくれるに違いない。
これは単なるフェスではなく、人類が音楽を媒介にして進化する実験なのだと思う」

と公式のコメントを発表しているが、まさに彼の言う通り。
ジャズと銘打たれてはいるものの、その様相は世界各国の音楽が集い、そして交わる。これぞまさに“サウンド・ジャーニー”。全音楽ファン必見の祭典となっている。