——今後2人で活動することは?

K「自分としては、彼の作品のプロデュースやリミックスを手掛けていきたいし、今後も彼から声をかけてもらえることがあれば最高ですね。そのためにも自分もDJとしてだけでなく、ミュージシャンとして成長したいと思っています」

R「今回のコラボは本当に楽しかったし、大きな可能性があると思う。俺自身日本にはたびたび来日するから、もっと彼のトラックを聴かせてもらって、音楽について話をしてみたいね。ヤツとはもっと仕事がしてみたい」

——この曲はDJ KOMORIさんが手掛けたミックスCD『Manhattan Records Exclusives R&B Hits Vol.7』に収録されていますが、そちらは聴きました?

R「素晴らしかったよ。セクシーだし、KOMORIはこの作品でその多才さが示せると思う。今度俺の家でアフターパーティをするときにかけたいね」

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——DJ KOMORIさんはどんな部分を重要視してミックスしたんですか?

K「“リズム&ブルース”としての魅力+日本人が好むメロディの美しさや華やかなパーティ感。あとは、新譜がメインながらもノスタルジーを感じてもらえるセレクトを意識しています」

——その中で“Spotlight”の立ち位置は?

K「1曲目にしようというのは決めてましたね。今の時代はみんなアルバムをゆっくり聴かない傾向にあるので。だから以前のDJミックスより一本調子にならないよう、2度3度アップダウンする箇所を作っています。
あとは、長く聴きやすい作品になるようにリスナーが不快に思う部分はミリ秒単位の細かい作業で取り除いています。そのクオリティはDJ経験だけでなく、楽曲制作やエンジニアリングで養ったDJ KOMORI作品の特徴のひとつだと思っています」

——最後にDJ KOMORIさんに質問です。R&Bは過渡期にあるように感じますが、今の時代、今後のR&Bとは?

K「R&Bが多様化しているのは事実だけど、去年ぐらいからビルボードのトップ10でもR&Bが何割か占める時代が戻ってきてる。ヒップホップ、R&B、ソウル、ファンク、ディスコといったジャンルに注目が集まっているのは間違いないと思います。
R&Bは過渡期というより、何年後になるかわからないけど“R&B”というジャンルそのものにもう一度“スポットライト”が当たる時代が来るかなと、という気はしています」

Photo by Koichi Sawada(KARAFT)

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DJ KOMORI
『Manhattan Records Exclusives R&B Hits Vol.7』

MANHATTAN RECORDINGS

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