11月20日(金)〜23日(月・祝)の4日間、TAKANAWA GATEWAY CITY内の「MoN Takanawa」で開催される電子音楽とデジタルクリエイティビティの国際フェスティバル「MUTEK.JP 2026」。その最終日23日にRichie HawtinとAli Demirelによる新プロジェクト「PLASTIKMAN | POLYPHONIC FERMENTATION」がオーディオビジュアル・パフォーマンスを世界初披露することが発表された。

「PLASTIKMAN | POLYPHONIC FERMENTATION」は、Richie Hawtinと長年のコラボレーターであるビジュアルアーティストAli Demirelが日本酒の「発酵」から着想を得て、音と映像によってその有機的な世界を探求する新たなプロジェクト。従来のPLASTIKMANのライブショーとは異なる本プロジェクトのために構想された特別なパフォーマンス&インスタレーション作品では、Richie Hawtinにとって重要な2つの世界、“エレクトロニックミュージック”と“日本酒”が交差。

「POLYPHONIC FERMENTATION」というタイトルも日本酒造り特有の「並行複発酵 (multiple parallel fermentation)」からインスピレーションを得たもので、麹と酵母が同じ容器の中で同時に働き、米から日本酒へと変化していくように2人の創作もまた異なる音と映像が互いに作用しながらひとつの作品へと発展。なお、2026年4月に2人は京都の月桂冠、秋田の新政酒造、石川の吉田酒造店(手取川)を訪問。日本酒造りの現場を体験・記録し、そこで撮影した映像やフィールドレコーディングを作品に注入。酒蔵で収めた音と映像にRichie Hawtinの電子音楽とAli Demirelのビジュアル表現が重なり合い、「POLYPHONIC FERMENTATION」ならではのオーディオビジュアルの世界を形成する。

また、プロジェクト全体を貫く重要な概念のひとつが、日本語の「移ろい(utsuroi)」。目に見えない変化を重ねながら進んでいく、発酵にも通じるこの「移ろい」は、以前から2人の表現に息づいてきたものであり、POLYPHONIC FERMENTATIONではその感覚をさらに深く探求。 Richie Hawtinは、「僕たちの創作プロセスは、発酵ととてもよく似ているんだ。音と映像は、最初は小さく別々の粒子として始まり、やがて共生するように進化し、より強く絡み合ったアイデアを形成する。『POLYPHONIC FERMENTATION』では、Ali Demirelと僕はそのプロセスをさらに押し進め、日本酒造りという有機的なプロセスから、この新しい作品の音と映像、その両方のレイヤーにインスピレーションを得ているんだ」と語っている。

PLASTIKMANの名を冠した日本でのパフォーマンスは実16年ぶり。そして、今回は新たなプロジェクトの世界初演となる貴重な機会であり、「POLYPHONIC FERMENTATION」は一夜限りのパフォーマンスにとどまらずパフォーマンスとインスタレーション、2つの表現によって展開される一つの芸術プロジェクト。なお、11月23日〜12月27日まではMoN Takanawaの「Tatami」にて「PLASTIKMAN | POLYPHONIC FERMENTATION」のインスタレーションを公開。その全貌については近日発表予定。

https://tokyo.mutek.org

https://x.com/mutek_jp

https://www.instagram.com/mutek.jp