標高8800メートルを超える世界最高峰エベレスト。
その登山基地となる5380メートルのベースキャンプで、4月11日、DJ界の生ける伝説:ポール・オークンフォールドがパーティを開催した。

会場には100人あまりのオーディエンスが集結し、登山用の重装備を身につけダンスを楽しんだ。


オーキーことポールは、1980年代よりDJとして活躍。イビサのDJアワードで何度も最優秀トランスDJに輝いたり、英『DJ Mag』誌のDJ世界ランキング『TOP 100 DJs』で1998年、99年と世界一に選ばれたり、さらにはグラミー賞にもノミネートされているレジェンドである。

今回のギグは『SoundTrek』と題した一連のショーのキックオフパーティ。これは世界各地の予期せぬ会場でショーを行いローカルの音楽を紹介するとともに、その地域社会が抱える重要な課題を取り上げるというプロジェクト。
今回のライヴでは2015年に起こったネパール地震への募金活動が行われた。ネパール地震では9000人近い人々の命が奪われ、今なお数千人の人々が住む家を失ったままとなっている。

ポールはAFP通信の取材に対し、
「とても素晴らしかった。この場所でプレイできたのはすごくラッキーなことだと思う。
最高のイベントになったし、世界中から人が集まった。とても幸せだよ」

とギグの感想を語った。