昨年亡くなったプリンスと同じく、近年この世を去った音楽業界における偉大な人物として、マイケル・ジャクソンの名を挙げないわけにはいかないだろう。2009年にドキュメンタリー映画として全世界で公開された『This Is It』をはじめ、彼の半生を描いた作品の企画はあとを絶たず、先日米テレビで放送予定だったドラマは、故人役に白人男性の俳優を配役したことで家族や世間から激しい反発を招き、放映中止になったばかり。
そんな中、また新たな展開としてマイケル・ジャクソンに関する映像化のニュースが報道されているようなので紹介したい。
イギリスのニュース情報サイト”The Guardian”のレポートによると、マイケル・ジャクソンの専属ボディーガードの観点からみる晩年の彼の人生を題材とした、伝記映像作品が間もなく制作〜公開される予定だという。
この作品のタイトルは、『Michael Jackson: Searching For Neverland』。Motown Recordsの創業者であるベリー・ゴーディ著『Remember the Time: Protecting Michael Jackson in His Final Days』が原案とされる他、ゴーディ氏のクリエイティブ・アシスタントで、マーヴィン・ゲイの伝記ドラマなど、Motown関連の映像作品や映画・ドラマの多くを手がけるスザンヌ・ド・パッシーがエグゼクティブ・プロデューサーを務めるという。
またマイケル役を演じると噂されているのは、マイケルのステージを絶妙に再現し名を馳せるパフォーマー:ナヴィ。
彼のパフォーマンスを収めた下記の映像では、その最後になんと生前のマイケル本人が客席からスタンディング・オベーションを送る様子が収められている。
かつて、マーヴィン・ゲイに関する伝記ドラマの制作の際には、故人の家族の協力のもと制作され素晴らしい作品が公開されたが、今作も同様にいい方向性を辿ってくれることを願うばかりだ。