6月11日に待望のニューアルバム「Shockwave」をリリースしたマシュメロ。今作は彼の原点であるダンスミュージックへの愛に溢れ、このコロナ禍にあって再び世界中のダンスフロアに熱狂を取り戻さんとする大きな希望に満ちた1枚に。

そして、現在はアルバムリリースに触発されてか、「#マシュメロ注意報」が発令中。日本各地でマシュメロ姿が増殖中。なお、こちらはマシュメロ本人ではないようなのでご注意を。。ただ、近々何かあるようなので、ぜひマシュメロの日本版ツイッター(@Marshmello_JPN)を注目あれ。

そんなマシュメロについて、今回はその魅力を改めてプレイバック!

◆デビュー前から多くのアーティストが注目…そして「Alone」が大ヒット!

マシュメロが活動を開始したのは2015年。SoundCloudアップしたオリジナリティ溢れるサウンドはEDMムーブメントも相まり、瞬く間に世界に拡散。多くのアーティスト・音楽関係者に伝播し、中でもいち早くその才能に目を付けたのがスクリレックス。すぐさまディプロとのユニット:ジャックUのアンセム「Where Are Ü Now (with Justin Bieber)」のリミックスを手がけることに。さらにはゼッドやアヴィーチーといったビッグネームのリミックスを手がけ、オリジナル楽曲も発表。翌年には今やYouTubeのミュージックビデオ再生回数が20億回以上を誇るモンスターアンセム「Alone」をリリースし、一気にブレイク!

カリードにセレーナ・ゴメス、バスティルなど豪華アーティストとコラボ!

「Alone」以降もマシュメロはアンセムを量産。その中には完全フロア向けの楽曲があり、さらにはダンスミュージックに限らずポップ〜ヒップホップ〜ロックなど各界のビッグアーティストとコラボしたシングルを次々に発表。代表的なところでは「Silence」でカリード、「Wolves」でセレーナ・ゴメス、「FRIENDS」でアン・マリー。そして、「Everyday」でロジック、「Happier」でバスティル。さらには「Here with Me」でチャーチズ、「Light It Up」ではタイガとクリス・ブラウン。その他にもスラッシーやリル・ピープ、ジューシー・J、ロディ・リッチなど数多くのアーティストと共演。国籍もジャンルもクロスオーバーし、マシュメロはさらなる高みへ!

◆フューチャーベースからポップ、ヒップホップなどなんでもお任せ!

マシュメロといえば、当初は特徴的なドロップと派手なシンセにメロディックなサウンド、そして何よりエモさ満点のフューチャーベースの代表格として台頭。しかし、その音楽性は年々進化を重ね、前述のコラボアーティストを見てもわかるようにポップからヒップホップまで縦横無尽。その多彩さが大きな魅力であり、いずれも結果を出しているのがスゴいところ。とりわけ、ここ数年はヒップホップに傾倒していたが、ニューアルバム「Shockwave」では原点回帰ともいえるダンスライクな仕上がりに。

◆DJとしても大人気! 世界中のフェスで活躍、DJランキングでもベスト10 

プロデューサーとして超一流のマシュメロだけど、DJとしても一級品。それこそ世界中の人気クラブのイベントやビッグフェスに軒並み出演し、イギリスの世界的ダンスミュージックメディア「DJ Mag」が毎年発表している世界DJ番付「Top 100 DJs」では2016年の初登場以降毎年ランクイン。しかも、2016年の28位から翌年には一気に10位。その後も10位(2018年)、5位(2019年)、11位(2011年)と大人気。なお、マシュメロのステージで有名なのは2018年の『Ultra Music Festival』(米マイアミ)。2日目に登場し、終始盛り上がる中、ラストにはなんとウィル・スミスがサプライズ出演。これにはオーディエンスも大熱狂。

◆SNS、YouTubeもスゴい! さらには2019年には世界で2番目に稼ぐDJに!

プロデューサー、そしてDJとしても大人気な上に、さらにはYouTubeも大人気。彼のYouTubeチャンネル登録者数はなんと驚異の5,310万人(ちなみに、ヒカキンの「HikakinTV」が918万人)。そこではミュージックビデオのみならず、趣味のゲーム、そして料理、さらには様々なことにチャレンジしたりとユーチューバー顔負けの面白さ。また、SNSのフォロワー数もインスタグラムは約3,000万人、ツイッターは約245万人、フェイスブックは約2,000万人とシーンでも随一。なお、そんなマシュメロだけに年収もスゴいことに……米経済誌フォーブスの「世界で最も稼ぐDJランキング」2019年版では2位にランクインし、その額は約4,000万ドル。日本円にしてなんと約43億円!

※YouTubeチャンネル登録者数は、6月17日現在。

マシュメロといえば覆面姿、その正体は…!? 

マシュメロといえば覆面姿でおなじみ。その正体を巡っては様々な声が飛び交っているが、そんな注目の集め方も彼の戦略なのかも。しかも、彼の覆面姿は徹底していて、それでいて様々なパフォーマンスに挑戦。YouTubeチャンネルを見るとそのスゴさがわかるはず(まるでガチャピン並にいろいろチャレンジ!)。また、彼が覆面姿であることを逆手にとって、マスクをとったと思ったら中がティエストだったり、さらにはショーン・メンデスだったことも。そういった覆面だからこその茶目っ気たっぷりな仕掛けもマシュメロの大きな魅力。ちなみにあの覆面は年々改良が加えられ、LEDライトや空調なども装備され、今やかなりのお値段がするとかしないとか。

◆いち早くフォートナイトでライヴ、約1,000万人のファンを魅了!

ゲームが大好きなマシュメロが、2019年にはその後に大きな影響を与えるエポックメイキングなギグを敢行。それは、世界最大級のオンラインゲーム「フォートナイト」内でのプレイ。同時接続人数は約1,000万人と多くのファンを楽しませた。その後「フォートナイト」ではメジャー・レイザーやトラヴィス・スコット、2020年には米津玄師が日本人アーティストとしては初めてライヴを行い話題になったが、その誰よりも先に、先陣を切ったのがマシュメロ。

なお、マシュメロ自身は「フォートナイト」、さらにはバーチャルについてはこう語っている。

「『フォートナイト』は私にとって非現実的な体験だったし、Epicとの仕事は大好きです。私のコンサート以降、彼らが他のアーティストと一緒に行ったことや彼らや他のバーチャルワードが音楽コミュニティにどれだけ注力しているかを見てとれるのは最高です。バーチャルワールドは、これからも成長し続けると思います。隔離されていた間にも、そして今のNFTにしかり、私たちはその成長を目の当たりにしてきました。人々の“可能性”は、本当に素晴らしいと思います」(マシュメロ)

◆つい先日には、UEFAチャンピオンズリーグ決勝でパフォーマンス!

最近のマシュメロのトピックとしては、サッカー、ヨーロッパ最強のクラブチームを決定する「UEFAチャンピオンズリーグ 2020-2021」の決勝戦、「チェルシーvsマンチェスター・シティ」の一戦を前にマシュメロがゲストにセレーナ・ゴメスとカリードを迎えパフォーマンスを披露し、大きな話題となった。アーティストとしてこの舞台に立てるのは本当にスゴい!

そんなトピック満載のマシュメロのニューアルバムは、これまでのアルバムタイトル「Joytime」から一新。「Shockwave」と題し、フェスティバルライクでダンスライク、初期のサウンドを彷彿させながらも2020年代のサウンドとして新しさを感じさせる逸品に。今後の世界中のフロアを彩ること間違いなし!