毎年アメリカで開催されている世界的な音楽賞:グラミー賞の結果が今年も発表となった。

グラミー賞はミュージシャン、プロデューサー、エンジニアといった音楽業界のプロフェッショナルたちによって構成される組織「ナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンス」が主催している賞で、1959年にスタート。全米でも最も権威ある音楽賞のひとつだ。

今年は主要4部門のうち、最優秀アルバム、最優秀レコード、最優秀楽曲をブルーノ・マーズのアルバム「24K Magic」とシングル“That’s What I Like”が独占。ブルーノは最優秀R&Bアルバム、最優秀R&Bパフォーマンス、最優秀R&B楽曲の3部門にも選ばれ、最多の6冠を達成している。

残る主要4部門のひとつ、最優秀新人に選ばれたのはディズニー映画の主題歌も話題を呼んだ歌姫アレッシア・カーラ(ゼッドとのコラボ曲“Stay”もヒット)。同部門には、カリードやリル・ウージー・ヴァート、シザなどがノミネートされていた。

ラップ系の部門では、ご存じケンドリック・ラマーがシングル“Humble”で最優秀ラップ・パフォーマンスや最優秀ラップソング、最優秀ミュージック・ビデオを受賞。アルバム「Damn」が最優秀ラップアルバムに、リアーナをフィーチャーした“Loyalty”で最優秀ラップ/サングパフォーマンスに輝き、5部門を制覇。

ダンスミュージック界隈では、ボノボやゴリラズ、オデッザを制しLCDサウンドシステムが“Tonite”で最優秀ダンスレコードに。

最優秀ダンス・エレクトロニックアルバムには、ムラ・マサやボノボなどがノミネートされるなか電子音楽界のレジェンド:クラフトワークの「3-D The Catalogue」が受賞を果たした。

このほか、ザ・ウィークエンドは「Starboy」で最優秀アーバン・コンテンポラリーアルバムを受賞。Spotifyで昨年最もストリーミングされたアーティストに選ばれたエド・シーランは最優秀ポップヴォーカルアルバムと最優秀ポップソロパフォーマンスの2部門を制している。

全84部門の受賞結果はこちらから。

最優秀アルバム
ブルーノ・マーズ – 24K Magic

最優秀レコード
ブルーノ・マーズ – 24K Magic

最優秀楽曲
ブルーノ・マーズ – That’s What I Like

最優秀新人
アレッシア・カーラ

最優秀ラップアルバム
ケンドリック・ラマー – Damn

最優秀ラップ・パフォーマンス
ケンドリック・ラマー – Humble

最優秀ラップ/サングパフォーマンス
ケンドリック・ラマー feat Rihanna – Loyalty

最優秀ラップソング
ケンドリック・ラマー – Humble

最優秀ダンスレコード
LCDサウンドシステム – Tonite

最優秀ダンス・エレクトロニックアルバム
クラフトワーク – 3-D The Catalogue

最優秀R&Bパフォーマンス
ブルーノ・マーズ – That’s What I Like

最優秀アーバン・コンテンポラリーアルバム
ザ・ウィークエンド – Starboy