ドナルド・トランプ次期大統領が大ピンチだ。
彼の大統領選での戦いは、険しいいばら道だった。大統領候補として人々から嫌われ、結局、どちらの結果だったとしても非難される運命だったからだ。そしてその波紋は投開票日の11月8日以降、今もなお続いている。

巨額の資金源があるにもかかわらず、トランプ氏の就任式典委員会は、就任式典の舞踏会と称されるセレモニーにおいてパフォーマンスするアーティストを今も必死に探し回っているという。ご存知、エルトン・ジョンが最初の候補だったが、エルトンはこれを即日拒否。これを受けてトランプチームは、ジャスティン・ティンバーレイクやブルーノ・マーズのようなアーティストを探し回っているというのだ。

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就任式典のパフォーマンスに、アーティストやタレントが決まらないのは前代未聞の事態で、トランプ次期大統領のスポークスマンであるエプスタイン氏は、これらの報道を否定しているが、あるアーティストのマネージメント筋が、ストリートマガジン『Warp』に語ったところによると、「たとえ1億円貰ってもやらない。トランプ氏を支持する人間たちのために奉仕したり骨を折ることを喜んでする気にはなれない」という決定的なコメントが出ているほどだ。

さしあたっては、トランプ次期大統領に最後まで支持を表明していた米カントリー歌手のガース・ブルックス、永遠のわんぱく少年であり=ロック・ミュージシャンのキッド・ロック、銃規制にも反対の立場を表明する熱心な共和党右派支持者である、デトロイトのサイケ・ガレージ・ロックバンド:アンボイ・デュークスとして活躍したハード・ロック・シーンのテッド・ニュージェントしか選択肢はないのでは? と報じられているという。

そしてつい先日、ドナルド・トランプの米大統領就任式に出演する最初のアーティストが発表された。

オペラ歌手のアンドレア・ボチェッリ、「アメリカズ・ゴット・タレント」の出演者であるジャッキー・エヴァンコらがパフォーマンスを行う予定であることが報じられている。