沖縄のリゾート、美らSUNビーチ野外音楽特設ステージを舞台に行われる常夏のフェスティバル『CORONA SUNSETS』。

今年の開催が7月2日、3日に迫るなか、ビーチを彩る7組のアーティストをピックアップ!

アンダーグラウンドのカリスマからサーフミュージックの雄、さらにはハウス界の超新星まで、今年の『CORONA SUNSETS』は実に多種多様なアクトが勢揃い。

その注目のラインナップを本誌ならではの視点で斬る。

Moodymann

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美しきビーチに降り立つ
漆黒のカリスマ

現代のインディペンデントシーンなブラックミュージックを語るうえで決して無視できない存在。

レーベルKDJとMahogani Musicを主宰し、デトロイトの名門レーベルPlanet Eからリリースされたファーストアルバム『Silent Introduction』を皮切りに、『Mahogany Brown』、『Forevernevermore』、『Black Mahogani』など数々の傑作を生み出すと同時に、世界各国のフロアを揺らし続けるカリスマ。
ここ日本でも来日公演を行えば毎回即ソールドアウト。

ハウスを軸にソウル、ジャズ、ファンク、ディスコ、ラテンといったブラックミュージックまでを網羅し、そこにアンダーグラウンドマナーをも携えたその漆黒に輝く音楽性はまさに唯一無二。

2014年には自身の名前を冠したアルバム「MOODYMANN」、そして今年発表された「DJ KICKS」で改めてその存在感を示すなど、彼ならではの官能的なサウンドは世界中のファンを虜にしている。

そんなムーディマンが果たして今回沖縄のビーチを舞台にどんなプレイを披露してくれるのか。期待は高まるばかりだ。

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新たなサウンドとともに
再び注目を集めるモダンファンクの王

今でこそブルーノ・マーズやタキシードといったアーティストたちが活躍し、ダフト・パンクやファレル・ウィリアムスといったスーパースターたちが取り入れたことで近年再燃の兆しを見せているファンク。

その中にあって、アメリカは西海岸の名門レーベルSTONES THROWに所属し、よりダンサブルかつディコティークなモダン・ファンクなるサウンドを体現してきた第一人者デイム・ファンク。

昨年は約6年ぶりとなる新作「Invite The Light」を発表し、今年に入っても人気ミックス・シリーズ、!K7の「DJ KICKS」の最新作を手掛けるなど、今なお進化し続ける男の最新モードをぜひここで体感してほしい。

Donavan Frankenreiter

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サーフミュージック界が誇る
自由人がビーチを極上の空間に

ビーチで最も映える音楽、それはサーフミュージックだろう。
そして、その代表格と言えばジャック・ジョンソンの名前が挙がるが、そんな彼がともに活動し、実力を認める男がこのドノバン・フランケンレイター。

ファースト・シングル“Free”をはじめ、数々のスマッシュヒットを生み出すとともに、世界各地で行われているライヴも盛況。
ここ日本でも過去に3回『FUJI ROCK』に出演し、毎回会場を心地よい空間に染め上げてきた。

シンガーソングライターとして活躍するとともに、フリーサーファーとしても活動している彼だけに、ビーチの魅力を存分に引き出す極上のパフォーマンスを披露してくれるに違いない。

FELIX DA HOUSECAT

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アメリカ屈指のファンキー大将が
ビーチをさらに熱くする!

シカゴハウスの第二世代における代表的アーティストとして活躍し、ハウス・テクノ両シーンから厚い支持を受け、2000年代に巻き起こったエレクトロ・ムーブメントでは新たな魅力を伴い時代を謳歌した才人フェリックス・ダ・ハウスキャット。

様々な名義を使い分け発表した諸作の中には数多くのヒット曲があり、マドンナやマリリン・マンソン、ニーナシモンズの楽曲のリミックスもこなし、過去に2度グラミー賞候補にノミネート。

今なおシーンの第一線を疾走し、ファンキーなサウンドを操らせたら彼の右に出る者はいないとまで言われるそのプレイは、美しいビーチを確実に熱狂させること間違いなし。

他の出演者とはまた異なる快楽感たっぷりの空間を生み出してくれるはず。

Laid Back

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エレクトロ〜ディスコ〜ニューウェイブの
伝説的バンドが約20年ぶりに来日

1979年にデンマークで結成され、81年にデビュー。翌年リリースした“Sunshine Reggae”が全世界で200万枚以上のセールスを記録。

そして彼らの代表作が一大エレクトロ・ディスコ・アンセム“White Horse”。
この曲は80年代当時はハウスの父とも称される、かのラリー・レヴァンをはじめ、ガラージハウス系のDJたちがこぞってプレイ。
ダンスミュージック・シーンはもちろん、先日逝去したプリンスも大絶賛し全米でも大ヒット。

また、90年代以降も数々のリミックスが生み落とされ、さらにはサンプリングソースとしても重宝されるなど様々なアーティストたちに愛され続けている。

2000年以降も作品を発表し続け、既存のそれを進化させたより気持ちのよいサウンドを展開。
巨匠という立場に甘んじることなく活動している彼らが、このたび約20年ぶりに来日!

しかも、ビーチという彼らにとってはまさに絶好のシチュエーションでのパフォーマンスになるだけに、往年のファンならずとも見逃せないところだ。

Claptone

Claptone

ハウスの未来を担う金色の嘴
話題の超新星が初来日!

現行ハウス・シーンの中で、最も注目を集めているアーティストと言えば金色の嘴のヴィジュアルで知られるニューカマー:クラプトンに他ならない。

“Wrong”や“No Eyes feat. Jaw”、“Dear Life ft. Jaw”など、発表する曲全てがフロアヒットとなり、世界中のチャートを席巻。同時に、各国のDJたちも大絶賛。

https://www.youtube.com/watch?v=NoXCJ986Mac

UKの一流ダンスメディアMixmagでは「STAR OF THE YEAR 2015」を受賞し、今年はアメリカ屈指のロックフェス『Coachella』にヘッドライナーとして出演するなど、今まさに旬なアーティストが『CORONA SUNSETS FESTIVAL』で待望の初来日を果たす。

今後シーンを左右する、クラプトンの最先端ハウスをぜひ堪能あれ!

PillowTalk

Pillowtalk

世界中のフロアを沸かせる
シーン屈指のライヴバンド

2011年のデビュー以来、Visionquestを先駆けにブルックリン発の新時代ハウスレーベルWOLF+LAMBやハウス〜テクノ〜ディスコなど幅広いジャンルをカバーするLife and Death、さらにはDirtybirdやKompaktなど数多くの名門アンダーグラウンド系レーベルからリリースを重ねる3人組ライヴバンド:ピロウトーク。

ハウスを主体にディスコやソウル、ジャズ、ファンク、サイケなどを網羅したそのバレアリックなサウンドは、世界中のフロアで愛されているが、彼らの真骨頂はやはりライヴ。

全ての音楽ラヴァーを踊らせる、類い稀なるポテンシャルを秘めたパフォーマンスは今回の『CORONA SUNSETS FESTIVAL』でも必見だ。

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EVENT INFORMATION

CORONA SUNSETS FESTIVAL

2016.7.2.SAT〜3.SUN

OPEN/START 13:00/14:00

美らSUNビーチ野外音楽特設ステージ(Okinawa)

一般:4000円(1日券) / 6000円(2日通し券) VIPシート:4名席 10万円(1日券)

(7/2)MOODYMANN, DAM-FUNK, FELIX DA HOUSECAT, LAID BACK, PILLOWTALK, SPINNA B-ILL WITH HOMEGROWN, SAIRU, NAOKI SERIZAWA

(7/3)DONAVON FRANKENREITER, CLAPTONE, UA, LENNO, 平井 大, DJ REN

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