世界屈指のフェス『Coachella』のWebサイトがハッキング被害に遭い、複数のユーザーデータが流出する騒ぎが起こっている。

現地時間2月28日、『Coachella』の運営会社Goldenvoiceはサイトのアカウント保有者に勧告メールを送信。「権限のない第三者がサイトに不法アクセスし、ユーザーネーム・氏名・登録住所・メールアドレス・電話番号・生年月日などの情報を不正に入手した」ことを伝え注意を促している。Goldenvoiceによると、クレジットカード情報やパスワードは盗まれていないという。

『Coachella』がこういった被害に遭うのはこれが初めてではない。毎年多くの参加者がサイトにアクセスし個人情報を登録することや、多くのアーティストやセレブなどが同フェスティバルに関するアカウントを保有していることから、狙われやすい状況にあったのではないかとの憶測もある。

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同フェスティバルは、2017年4月14日から16日、4月21日から23日の2週に渡ってカリフォルニア州のEmpire Polo Clubにて開催予定。レディオヘッド、ディクソン、DJスネーク、スティーヴ・アンジェロ、マーティン・ギャリックス、リッチー・ホウティン、ザ・XXらの出演が決定しているが、先週ヘッドライナーを務める予定であったビヨンセが双子を妊娠中のため、専属ドクターからのドクターストップを受け、降板することとなり、代打としてレディー・ガガの出演が発表されたばかりだった。

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また運営側からは、『Coachella』を名乗る見覚えのないメール、電話番号には対応しない事や、メールを開かないようにして欲しいなど、サイト利用者に注意を促しており、今後このような事が起こらないようにセキュリティーの強化を徹底する意向を示している。