スクリレックスやディスクロージャーといった今をときめくアーティストたちが心奪われ、世界中のアーティストに多大な影響を与えてきたNinja Tuneの看板アーティスト、ボノボが約4年ぶりの新作「Migration」のリリースを前に、新曲“Kerala”のミュージックビデオを公開した。

「Black Sands」(2010年)でその名を一躍世界へと知らしめ、ダブステップやガラージなど様々なビートを駆使した2013年発表の前作「The North Borders」でそのポジションを確固たるものとしたボノボ。そのリリース時に行った世界ツアーでは計30カ国以上で約180回ものライヴを開催し、200万人以上も動員。ここ日本でも昨年約7年ぶりに来日し会場を圧倒した。

そんな彼が待望の新作「Migration」を2017年1月13日に世界同時リリース!本作に関してボノボは

“人生は浮き沈み、喧騒と静寂、美しさと醜さの間を行き来する。音楽は人生の映し出す鏡だ”

と語っているのだが、これまでも多彩なサウンドの中に巧みに人間の機微を表現してきた彼が人生という大きなテーマをいかに描いているのか注目だ。きっと、これまで以上に壮大で美しく、そして繊細な世界観を垣間見ることができるだろう。

そして、このたびその収録曲である“Kerala”のミュージックビデオが解禁に。相変わらず美しくもメランコリックな世界観、そして繊細なサウンド、展開の妙を感じさせる彼らしい出来だが、そのMVもまた充実。コールドプレイのツアーで映像演出を手掛けた映像作家Bisonがメガホンをとり、かつてボンドガールを演じたジェマ・アータートンが出演し、えも言われぬ仕上がりとなっている。

なお、「Migration」には“Kerala”の他、注目のソウル・ユニット・ライが参加する“Break Apart”やチェット・フェイカーとしても知られるニック・マーフィーをフィーチャーした“No Reason”。その他にもOWSLA所属のハンドレッド・ウォーターズのニコル・ミグリス、モロッコの伝統音楽を演奏するInnov Gnawaもゲストとして名を連ね、計12曲収録。日本国内盤にはボーナストラックも追加される。

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BONOBO
「Migration」

Ninja Tune/ Beat Records
2017年1月13日発売