行ってきました!というか、今来ていますマイアミに!
マイアミリゾートがダンスパラダイスへと変わる、世界最高峰の祭典『ULTRA MUSIC FESTIVAL(UMF)』がいよいよ開幕!

今年も激ヤバなメンツに加え、新たにLIVE STAGEが設置され進化した『UMF』。早速初日の模様をダイジェストでレポート!

まず、前述のLIVE STAGE。ここはその名の通りライヴ専門のステージで、すり鉢状の会場にはなんと椅子が。座ってゆっくり楽しめるのか!? って結局はみんな座ることなくスタンディングで大熱狂。
様々なライヴアクトが登場するなかディープなズーも素晴らしかったが、特に印象的&盛り上がっていたのはカシミア。映像とリンクさせたセットは見て楽しい、聴いて楽しい素晴らしさ。まるでメインかと思わせるような熱狂っぷり。

とはいえ、メインはメインでやっぱりスゴく、最初からドン・ディアブロと豪華絢爛。クリーン・バンディットの“Rather Be”からスタートし、極上のフューチャーハウスで、オープンして早々なのに秒刻みで埋まっていくフロアを速攻ロック&キープ。

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そうそう、この日のオープンは16時だったのだが、そのときにはもう相当の長蛇の列ができていて、というか朝から会場のまわりには待ちわびる(すでにテンション高めの)ファンでいっぱい。オープン前からその人気&熱狂っぷりはヤバかった。

さて、メインステージに話を戻すと、その後はロビン・シュルツやチャミと続いて、アーミン・ヴァン・ブーレン。EDMというよりトランス色の強いプレイで大盛り上がり。これがこの日の最初のハイライト。

そんなアーミンを見届けたかったのだが、泣く泣くULTRA WORLDWIDEへ。今回の『UMF』は計8つもステージがあり、とにかく見たいアーティストばかりなのでいいと思ってもずっと見続けられない悲しさと(ずっと見てたアーティストもいるけどね!?)、その一方で絶えずフレッシュな感覚で踊り続けられるという幸せもあって、これ世界的フェスあるある。

で、このULTRA WORLDWIDEではネットスカイがドラムン三昧。三昧とはいえ、そのバラエティがまた豊富で、なおかつMCの煽りもうまいもんだからフロアも終始スパーク。彼にも後ろ髪吹かれながらも前述のカシミアを見て、RESISTANCEのARCADIA SPIDERへ。ここもまた見逃せないステージのひとつで、初日だけでもニック・ファンシウリにマセオ・プレックスと超豪華。しかも、ここのステージは他とは全然違ってスゴいことに。

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というのも、ブースがステージじゃなく、名前の通りSPIDER=蜘蛛の巨大オブジェの体の部分がDJブース。しかも、オブジェは光ったり、動いたり、なかから何かがでてきたりととにかくスゴい。ぜひともこれは日本でも見たいもの(ULTRA JAPAN関係者のみなさんよろしくお願いします!)。
そんなARCADIA SPIDERでは素敵なショーと今注目のホット・シンス82をチェック。そのディープな世界観はさすがRESISTANCE、まさにアンダーグラウンドなストイックなプレイでオーディエンスを踊らせ続けていた。

この日RESISTANCEはもうひとつcarlcox MEGASTRUCTUREも。テクノ満載のここがまた素敵なフロアで、何がいいって音がいい。やっぱり屋根があると音も違う。とはいえ、マルコ・カローラ、ラストのカール・コックスのころには屋根付き部分からオーディエンスが溢れまくり。でも、最高でした。

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とにかくいろいろなステージがあって、しかもそれぞれ特色がしっかりしているのも嬉しいところ。例えば、この日はディプロ率いるMAD DECENTがプロデュースしたUMF RADIOがあったのだが、そこはかなり奥地にあってフロア自体もちょっとした密林感。そんなところでMAD DECENTというのもかなりオツ。

とまあ、いろいろと駆け巡ってきたが、なんだかんだ一番盛り上がっていたのはやっぱりメイン。アーミンの後にはアレッソが登場し、序盤はハウシーにいきつつ中盤からは自身のヒット曲満載で、しかも“Heroes”にはアクスウェル・イングロッソ、その他もそれぞれマッシュアップとパワーアップ。やっぱりマイアミでも、ヒット曲はみんなで大合合唱。

そしてその次にはマーティン・ギャリックスの予定が、ステージのモニターに姿を現したのはなんとカイゴ!アレッソの終わりちょっと早いなと思ったら、いきなりのサプライズ。こんなことがあるのも『UMF』ならではで、カイゴはセレーヌ・ゴメスが参加した話題の新曲“It Ain’t Me”を披露。これにはフロアも激盛り上がりだったが、残念ながら数曲、ものの15分ぐらいでカイゴは終わり。

しかし、そんなカイゴの次には天下のマーティン・ギャリックスで、持ち前のヒット曲満載、ラストは“In The Name Of Love”。あいかわらずエンターテインメント性たっぷりのプレイだったが、今回はやっぱりザ・チェインスモーカーズ的な歌もの多め。これは、ちょっとしたトレンドであるけれど、この日の肌感としてはトラップ系も引き続き人気で、破壊力的にはトラップ系に分があるかなといったところ。

トラップ系もいたるところでガンガンかかっていたし、なによりちょっと毛色は違うけどマーティンの後、メインの大トリ、メジャー・レイザーの盛り上がりもハンパなかったし。
自分たちの楽曲を中心にジャックUからザ・チェインスモーカーズ”まで、ラガにトラップにときにはワールドミュージック的なものまで何でもプレイし、その爆発力たるや。MCふたりが最初からブースに立って煽りまくっているのも要因だけど、その節操がないくらい享楽的な感じはやっぱりヤバいと再確認。
そして、まだまだ“Lean On”は健在だったし、人気者エド・シーランの名曲“Shape Of You”のメジャー・レイザー・リミックスもよかった。こういったフェスにやっぱり映えまくりの3人だった。

ダイジェストでと思いきや、結構な感じになっちゃいましたが、メジャー・レイザーが終わったのは24時。こんなに遅くまでやっているのも嬉しいところ。しかも、その時間になっても人はいっぱいのまま。

これからあと2日。続々豪華なアーティストが登場するようなので引き続きお楽しみに!