6月10日〜12日、韓国はソウルにある蚕室総合運動場オリンピックスタジアムにて開催された『ULTRA KOREA』。

日本に先んじてスタートし、今回で5回目を迎えた本祭だが、今年も3日間でのべ15万人を動員。改めてその人気の高さを見せつけた。

会場にはULTRAならではの豪華セットが擁されたメインステージの他、ライヴステージ、アンダーグラウンドステージ、マジックビートと計4つのステージが設けられ、各所で数多くのアーティストたちが出演(その数90組以上!)。

『ULTRA JAPAN』同様、現地のアーティストたちも随所に登場し、日本からもKSUKE、TJOらがプレイ。

Afrojack_umfk16a_108

しかし、やはり絶えず最も大きな盛り上がりを見せていたのはメインステージ。
今年は数多くのスクリーンが設置され、よりビジュアリスティックで迫力ある演出を可能にしていた同ステージでは初日には地元韓国の雄JUSTIN OHの登場で最初のハイライトを迎えて以降、その後アンソロ、サナリー・ジェームズ&ライアン・ マルシアーノと続き、いよいよ終盤アフロジャックへ。

いきなりの“Bangduck”から“Ten Feet Tall”のアカペラでオーディエンスの心を掴み、その後も自身の楽曲を交えたセットで会場を圧倒(途中には韓国だけにBIGBANGもマッシュアップも!)。

Martin-Garrix_umfk16a_117

そして、初日のトリには今年の『ULTRA JAPAN』への出演も決定している、いまやEDMシーンのトップへと躍り出たマーティン・ギャリックス。
彼もまた自身のヒット曲“Animals”にはじまり、“Poison”、新曲“Lions In The Wild”、さらには“Tremor”などを次々とアンセムをマッシュアップ。当然オーディエンスも終始大熱狂で初日の最後を見事に飾った。

Martin-Garrix_20160610-Rudgrcom-UltraKorea-4748

2日目もまたライヴステージでネットスカイらが気を吐いたものの、メインではフェデ・ル・グランド〜ナイフ・パーティ〜アクスウェル・イングロッソという世界に名だたる面々の攻勢はものすごく、とりわけマイアミでも沸きに沸いたナイフ・パーティのアグレッシヴなセット、アクスウェル・イングロッソの熟練の業はさすがの一言だった。

Knife-Party_umfk16b_067Axwell-and-Ingrosso_umfk16b_105

今年も会場は日々大入りだったが、全日ともにアジア人以外の、欧米からのお客さんが本当に多く、『ULTRA KOREA』がよりワールドワイドになっていることを実感。

また、ファッションの面でもみな実にオシャレで洗練されていて、なおかつ会場には様々なストリートアートが掲示され楽しめるようになっていたりと、『ULTRA JAPAN』同様ただのフェスというわけでなく、ファッションやカルチャーとのリンク、そしてエデュケーションの姿勢もひしひしと感じられた。

deadmau5_20160612-Rudgrcom-UltraKorea-2204

そして、3日目。この日はライヴステージにエイサップ・ナストが出演したりと音楽的なバラエティを楽しみつつも、彼の後には『ULTRA JAPAN』にも出演決定済のデッドマウスが相変わらずの被り物で自身のアンセムを再構築しつつフロアを煽動。ライヴステージ最大の盛り上がりを見せていた。

deadmau5_20160612-Rudgrcom-UltraKorea-2660

一方、メインはと言えば、これまた『ULTRA JAPAN』への出演が決定しているジョーズがベース&トラップなサウンドでフロアを魅了(彼だけでなく、今年はマイアミも含めトラップ系のさらなる隆盛を感じるところ)。

Armin-van-Buuren_20160612-Rudgrcom-UltraKorea-3008

ジョーズの後にはアーミン・ヴァン・ブーレンが続き、本祭のラストを飾ったのは、先日の最初で最後の日本公演も大喝采だったアヴィーチー。
“I Could Be The One”、“Waiting For Love”、“Hey Brother”、“Wake Me Up”、そして“Levels”など名曲の数々をたっぷりと披露し、壮大に本祭を締めくくった。

Avicii_umfk16c_07420160611-Rudgrcom-UltraKorea-3554

9月にはいよいよ『ULTRA JAPAN』が開催されるが、今回はその出演者も多数登場していたこともあって、自ずとそこへの思いは高まるばかり。

また、ULTRAはこの後もシンガポール、インドネシアで行われ(その後日本)、一方タイや台湾、香港、フィリピンでも『ROAD TO ULTRA』が開催されたりと、とにかくアジア全土で盛り上がっているだけに、今年の『ULTRA JAPAN』もそれらに負けない盛り上がりに期待したい。

2016_PH1_Billing_Japan_version_17_FINAL

EVENT INFORMATION

ULTRA JAPAN 2016

2016.9.17.SAT〜19.MON

TOKYO ODAIBA ULTRA PARK(Odaiba)

deadmau5 / Hardwell / Martin Garrix / NERO / DJ SNAKE / Tiesto / JAUZ /marshmello and more

GA3日通し券(¥39,000)
GA1日券(各日1日券 ¥13,000)
VIP1日券(各日1日券 ¥30,000)

インフォメーション