昨年7月、待望の新作「Born in the Echoes」をリリースしたケミカル・ブラザーズ。
本作の最後に収録されているベックをボーカルに迎えた哀愁&情感たっぷりの“Wide Open”は、その楽曲はもちろんのこと先日公開されたミュージックビデオ(MV)も大きな話題となっている。

“Wide Open ft.Beck”

公開から約10日足らずで、すでに600万再生されている今回のビデオは、過去に名曲“Hey Boy Hey Girl”、そして“Setting Sun”、“Sometimes I Feel So Deserted”などのケミカル楽曲をはじめ、デヴィッド・ボウイからスマッシング・パンプキンズ、さらにはオアシスまで幅広いアーティストのMVを手掛けているドム&ニックが監督をつとめ、
主演はバレエダンサー・モデル・女優として活躍する話題のSonoya Mizuno

“Hey Boy Hey Girl”

楽曲では愛する人に取り残されていく姿が描かれていたが、それに対し映像ではまた別の角度から儚さや虚無感を表現するあたり、一筋縄ではいかないさすがケミカルといった仕上がりに。

殺風景な場所でただひたすらと踊る1人の女性、しかし彼女は徐々に体が透け空洞に。
体がまるでメッシュのようになり最後は……。

巧みな特殊効果による斬新な世界観と映像美が全世界で話題となっているのだ。

Behind the Scenes:The Chemical Brothers“Wide Open”

そして、このたびそんな話題のMVのバッググラウンドがわかる、メイキング映像が公開。

普段は見ることのできないラフや構成案、Sonoya Mizunoを全てスキャニングし、そこから彼女の体のレプリカを作っていたことなど、今回のMVの全容をたっぷりと紹介している。

ケミカルファンはもちろんのこと、映像クリエイターも必見だ。

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The Chemical Brothers
『Born In The Echoes』

Virgin EMI Records