2015年、2013年、2003年とロック界に多大な功績を残した人物を讃えるロックの殿堂の候補に挙がっていたクラフトワークが2017年に再びノミネートされた。

ロックの殿堂はオハイオ州にあるロックンロール・ホール・オブ・フェイム財団が創設した博物館で、ミュージシャンたちの記録を保存・展示している。このたびその2017年版の候補者19組のリストが発表された。

kraftwerk

その中にはクラフトワークをはじめ、シックやチャカ・カーン、デペッシュ・モードなど、ダンスミュージックラバーにも馴染み深いアーティストの名前が。
シックも2003年からたびたび候補入りしているアーティストで、今回で11回めのノミネートとなる。
ノミネート発表を受けチャカはシックのナイル・ロジャースに「あなたに受賞してほしい」とツイートしているが、果たして。

また、今年はギャングスタ・ラップMCの2パックことトゥパック・アマル・シャクール(故人)が初ノミネートされている。

ロックの殿堂はこれまで、アース・ウィンド・アンド・ファイアー、ジェームス・ブラウン、ドナ・サマーやスティーヴィー・ワンダー、ボブ・マーリーといったアーティストが殿堂入りしてきた(ヒップホップ系では、グランドマスター・フラッシュ・アンド・ザ・フューリアス・ファイヴ、ランDMC、ビースティー・ボーイズ、パブリック・エナミー、N.W.A.らも)。

ノミネートの条件は最初のシングルあるいはレコードのリリースから25年以上経過していること。殿堂入りアーティストは財団メンバーによる投票とファンによる一般投票によって選ばれ、現在投票がスタートしている。
結果発表は12月、2017年4月には記念式典が行われる。

2017年の候補者全19組は以下。

BAD BRAINS
CHAKA KHAN
CHIC
DEPECHE MODE
ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA (ELO)
THE J. GEILS BAND
JANE’S ADDICTION
JANET JACKSON
JOAN BAEZ
JOE TEX
JOURNEY
KRAFTWERK
MC5
PEARL JAM
STEPPENWOLF
THE CARS
THE ZOMBIES
TUPAC SHAKUR
YES