オーバードーズで10代の少年が亡くなった事件で営業停止となっているロンドンの名門クラブfabricが営業免許を剥奪され閉店の危機に陥っている。

fabricと言えば1999年に創設されて以来、ジャングルや2ステップ、ダブステップなど、その時々のロンドンのアンダーグラウンドなサウンドを発信し続け、DJ MagのTop 100 Clubsでは2007年、2008年に世界No.1のクラブの称号を獲得。その後もイギリスを代表するクラブとして君臨。

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そんな名店の危機を憂い、閉店反対を求めるキャンペーンが展開され、署名運動サイトChange.orgでは署名運動がスタートしている。

https://www.change.org/p/save-london-s-nightlife-stop-the-closure-of-fabric

署名の提唱者は同クラブのプロモーターでレジデントDJのJacob Husley氏で、75,000人の署名を募集中で、現在70,000人近い署名が集まっている。

なお、キャンペーン終了後にはロンドンのサディク・カーン市長とイズリントン地方議会に嘆願が届けられる予定だ。

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Jacob Husleyはキャンペーンページで、fabricで老夫婦が朝5時まで踊り明かしたエピソードを引き合いに出しながら、クラブのコミュニティが年齢や貧富、肌の色やジェンダーを問わず開かれた場所で、“大きな家族のように”様々な人が集まる場所だと語る。

キャンペーンサイトは日本からも署名可能。危急存亡のときを迎えた世界的クラブをみんなで守ろう!