来年2018年9月8日〜10月12日まで開催される『Red Bull Music Academy』の開催地が、始まりの場所ドイツ・ベルリンに決定。あわせて、参加応募のためのアプリケーション受付も開始された。

『Red Bull Music Academy』は1ヵ月に渡り音楽のワークショップやコンサート、クラブイベント、エキシビジョンなどを行ない、若く才能あふれるアーティストをサポートする、いわば音楽学校。1998年の発足以来、ニューヨークやメルボルン、ケープタウン、パリ、サンパウロ、そして東京など世界各地で開催され、毎回ジャンルの枠組みを超えた多くのアーティストが参加。これまでフライング・ロータスやハドソン・モホーク、アロー・ブラック、ニーナ・クラヴィッツといったいまをときめくアーティストたちが卒業生として巣立っている。

スタートから20周年となる2018年は、『Red Bull Music Academy』が初めて行なわれたドイツ・ベルリンで開催。その理由は、1998年に初の講師として参加していたのがジェフ・ミルズで、デトロイトテクノのレジェンドとベルリンのコラボーレーションが同地の進化を促したこと。そして、この20年で世界が大きく変わる中でも『Red Bull Music Academy』には常にベルリンの息吹が存在し、この音楽学校の中心に居続けていることもあり、20周年という節目に改めてベルリンに戻ることになったようだ。

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今回もまた国籍やジャンルに関係なく音楽シーンの未来を担う60人のアーティスト……プロデューサー、DJ、エンジニア、ヴォーカリストなどを集め、約1ヵ月に渡って様々なプログラムが実施される予定。

なお、特設サイト(http://berlin.redbullmusicacademy.com/)にて参加応募を受付中。応募には同サイトからダウンロードできるアプリケーションフォーム(申請書)とともに、30分以内にまとめたデモ作品が必要となっている。
参加応募期間は9月4日まで。『Red Bull Music Academy』の審査員による選考のあと、2018年初頭に参加者が発表される予定。

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また、今回の発表とともに、『Red Bull Music Academy』の一端が垣間見れるコンピレーション「Various Assets – Not For Sale」がリリース。

今作は『Red Bull Music Academy Montréal 2016』でレコーディングされ、参加者をはじめスタジオチームメンバーとして参加していたサンダーキャット、ジャスト・ブレイズ、マシュー・ジョンソンなどのトラックが収録されている。