アナログレコードの魅力が見直されはじめ、ヴァイナルの市場が拡大している昨今。

今年は多くのDJたちを魅了してやまないターンテーブルの名機SL-1200が復活したり、はたまた新宿に10月1日にアナログレコード専門店「HMV record shop 新宿ALTA」がオープンすることがアナウンスされたばかり。

とはいえ、多くの人はアナログレコードがどうやって作られているかまでは知らないはず。

というわけで今回紹介したい動画はレコードの制作過程を90秒で振り返るドキュメンタリー。
カリフォルニア州ロサンゼルスの動画メディアSuper DeluxeがYouTubeで公開している動画だ。

その工程は……

ラッカー盤と呼ばれる柔らかな盤に溝を刻み、そこにメッキをかける。

厚くメッキを施した金属盤を原盤から剥がしてマスターディスク(凸)を作り保存する。

マスターディスク(凸)に厚くメッキを施し、剥がしてメタルマザー(凹)を作成。

そしてメタルマザー(凹)に再びメッキを施し、スタンパー(凸)を作る。

練った樹脂を上下からスタンパー(凸)で挟みプレス、冷やし固めることでレコード(凹)が完成するという流れだ。

※文字だけではわかりにくいと思うので、ぜひ動画を!

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1枚のスタンパー(凸)から作れるレコードは諸説あるが1000枚から3000枚で、スタンパーを使い潰したらメタルマザー(凹)から新たなスタンパーを作ることになるそうだ。

また、科学技術振興機構が制作した番組「THE MAKING 〜ザ・メイキング〜」でもレコード制作の過程が取り上げられている。

こちらは東洋化成株式会社のプレス工場に取材したもので、解説も詳しい。
興味を持った方は調べてみるのも一興だ。

ちなみに、レコードショップTechniqueでは2015年からアナログレコードのプレス代行サービス(受注)を開始。アナログレコードを作りたい人はこちらもチェック!