今年4月にこの世を去ったプリンス。生前、2014年に彼の住居兼スタジオ:ペイズリー・パークで行われ、長らく掲載されることがなかった最後のインタビューの日本語訳が『Rolling Stone』日本版で公開された。

同年9月にプリンスのレーベルNPG Recordsからリリースされた「PLECTRUMELECTRUM」について聞くため、発売から半年以上前となる1月25日に執り行われた本インタビュー。

文章は徹頭徹尾、この日初めて彼に会ったというインタビュアーの『Rolling Stone』シニアライター:ブライアン・ハイアットの一人称視点であり、プリンスの話す調子や表情、さらには彼が案内するペイズリー・パークの廊下に飾られた写真に至るまで、事実の適示や書き手の判断を交えながら1万字を超えるボリュームとディティールで最後のインタビューの模様を描写している。

pr

プリンスが語るトピックは、マイケル・ジャクソンの死について、自身の老いや引退について、そして「ボクは男性から学ぶより、女性から学んだ方がずっと吸収が速い」といった女性観、研究している対象(聖書や音の物理学、東洋思想……etc)など多岐にわたっており、彼の人となりや哲学が伺える興味深い原稿となっている。

なお、そこにはインタビューのほか、レニー・クラヴィッツやスティーヴィー・ワンダー、そして元妻のシーラEによる追悼コメントが掲載されている。

全文はこちらから。