ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(OPN)ことダニエル・ロパティンが、映画『GOOD TIME』の音楽を担当し、今年のカンヌ国際映画祭にてサウンドトラック・アワードを受賞した。

ベンとジョシュ・サフディ兄弟が監督を務め、映画『Twilight』で知られるロバート・パティンソンに、女優ジェニファー・ジェイソン・レイを主演に迎えた『GOOD TIME』は、ニューヨークのアンダーグラウンドな世界で繰り広げられる犯罪をモチーフとしたスリラー映画だ。

なかでも注目したいのは、今回のサウンドトラックのためにロパティンがイギー・ポップとコラボレートした“The Pure And The Damned”。ロパティンのアトモスフェリックなピアノコードにイギーのけだるいヴォイスが乗った一曲となっている。二人のコラボレーションについて初めに明かしたのはイギー・ポップ。彼は雑誌『ローリング・ストーン』に掲載されたインタビューの中で、「“発音できない名前のエレクトロニック・ミュージックのプロデューサー”と一緒に曲を作った」と話し話題を呼んだ。

カンヌのサウンドトラック・アワードでは近年『The Neon Demon』のクリフ・マーティネズや『The Assassin』のリム・ギオンといった作曲家が受賞しており、今回OPNの名がそこに加わった。また、彼はトーキング・ヘッズの元フロントマンであるデヴィッド・バイヤーンもこれからロパティンとコラボレーションをすると明かしている。

映画『GOOD TIME』は海外で8月22日に公開。日本では2017年公開予定。

©2017 Hercules Film Investments
Photo: SARL Timothy Saccenti 2017